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そういえば

山本七平の考察は今でも通用する現代的な切り口のように思えて、ここ最近、小西甚一の日本文学史という本を読むことで、違う視点から日本という国の性格を自分なりに知ろうと思っていたら、おもしろい教養番組(!?)があった。あったのです。


そういえば律令国家の成り立ちから、それがなし崩し的に崩壊し、摂関政治に至る履歴ってどうなってるのかしら。
そして、政治と文化との両方にこれ以上ない影響を与えた藤原氏って何?

平家物語に至る紆余曲折には「オマエ、家系図で言ったら天皇とどんだけ近いんだよ?」という以外に正当性が無いようにも思えて、じゃあそれがどうして価値観として通用したのか?

日本には外乱がほぼ無かった、という事実がそのひとつの説明にはなりそうだけれどもそれだけでは日本の風土に合ったコンテクストの醸成を説明するには足りない。

そんなことをぼやぼや頭でこねくり回しながら焦点の合わない顔をして、うっかり本屋なんかに行くから本を買ってしまうのだ。



寄せ書きRADIO、おもしろかったです。