見出し画像

お金がなくても、身体を壊しても、自分の"ゆたかさ"は自分で決められるのかもしれない

ゆたかさって何だろう?

noteで気が向いたら文字を打つことをはじめて、お題というものがある事を最近知りました!そうか、こういう使い方がnoteはできるのねー。なんか古のお題バトンみたい😂(今はなんちゃらチャレンジっていうんだよね?ジーンズというかデニムというかみたいなもんだな!

ゆたかさってなんだろう、この文字にここ数ヶ月いろいろ思う事があったのでちょっと挑戦してみようと思います。


最近の自分


コロナで様々な職の人たちが身動きが取れなかったり、逆に多忙で休まらない日々を過ごしていたり、今までとは違う生活を送っている。

演奏家の端くれの私は前者であって。2月の末からずっと演奏の仕事は無くなり収入はもちろん無くなってしまった。そしてそれ以上に心の余裕がなくなってしまった。

何かしなきゃ、存在が、なくなりそう。

YouTubeを始めたりSNSの更新、オンラインレッスンの導入。このnoteも。元々コロナが猛威を振るう前から全て興味はあったけれど、結局始めたきっかけは焦燥感からだったな。

何かしなきゃ何かしなきゃ。黙ってたら私は何も無くなる。何ができる?何をする?何をしたらいい?

結構手当たり次第やってるよなぁ…とここ数ヶ月を振り返ると思います。あと一人でできる事でやってないことってLiveくらいじゃない?なかなか必死。

そんなこんなでパソコン向かったりスマホやタブレットに向かったりしながら楽器に向き合ってたら、身体こわしちゃいまして。たぶん、腱鞘炎。

たぶんなのは整形外科で検査しても特に何も言われず、接骨院にいったらまぁドゥケルバン痛めたんじゃじゃない?みたいに言われたからだったり。(雑にいうと、ドゥケルバンってのは親指の付け根あたりの腱鞘で痛めると腱鞘炎のひとつになる

元々昨年秋ごろに痛めてたまに思い出したら痛くなる程度だったのですが、それがステイホーム週間で慣れないことしたり普段以上に手を酷使していたのだろう。メンタルも決して良くはなかったしね。

いい機会だし治療して早く治そうと接骨院の治療をうけた結果、痛くないところまで痛くなり、特定の条件下で痛みが出ていたのが常時痺れを伴うようになった。

そんなこんなでついに自発的に楽器を弾くことすらも制限がかかるようになってしまった。


お金もないし健康もないけど


YouTubeにアップしなくなりそれに従いSNSのネタもなくなり。

治したいなら休ませろ。もうなーんもないです。私が楽器を弾く人としての何かは。

最初の頃は沈んでいた。でも不思議と今は割と穏やか。

パソコンに向かわない分だけ、趣味のベランダガーデンを思いっきり楽しんだり。

スマホに向かわないだけ、気になる本を読み耽ったり。

タブレットに向かわない分、お散歩もしたり。

楽器には…向かってますが、のんびり基礎練をして、何が都合が悪くて身体を痛めるのかじっくり観察したりしている。結果ソロ以外は割となんとかなるようになった。いかに省エネで楽に弾くか。痛みとの付き合い方が少しずつ上手くなってきた気がする。

あら?これってもしかしてコロナが騒がれる前よりもなかなか、"ゆたか"じゃない??

ここにニンテンドースイッチとあつ森かポケモンがあればもっといいんだけど!笑


気の持ちよう


今は、演奏のお仕事がない。身体も壊した。メンタルもガタ落ち。もうだれも求めてないんじゃない?なんなら消え去りたい。

反面、仕事がない時に身体を壊したから、きっと以前のように仕事が出来るまで無理せず体に向き合える。とも捉えられるなぁと。

これはゆたかではないけど、不幸中の幸い。加齢に伴う身体の変化や対処法についての知識をつけていくチャンスでもあるよなぁと。

お金は貯蓄と給付金で贅沢は無理でもなんとか生きてはいけそう。

沢山ある時間を夫と過ごせるし!おでかけはまぁまだ厳しそうだけど…それでも今まで余り一緒に過ごせなかったので、一緒に生きていけるのは嬉しいよ。

ここ数ヶ月、気になってたこと割と出来たことない?YouTubeだって、やりたいようにやってるけど思ってたより見てもらえてるもんね!

積んでた本も消化できてきた!

自分でハンドドリップするコーヒーの旨さを知った!

去年は時間なくてできなかったガーデニングも今年はできてる!

今までオーブンがなくて諦めてたお菓子作りも魚焼きグリルでできることを知った!

オンラインレッスンというものも、遠方でも電子の板を通して生徒さんと一緒に作って喜べることを知った!

最近あってない友人ともコロナが連絡を取るきっかけになった!

実はちょっと浮気してチェロやクラだってやってた!!😂

というかそもそもインドアだからステイホーム自体は苦じゃなかった!!

見方を変えたら、この自粛期間というものはなかなか私にとって"ゆたかさ"をもたらしてくれているのではないかと思う。

ポジティブポジティブ〜!怪我ー?不幸中の幸いだね!アハハ!なんて他の人に言われたら、ハァ?!うるせー!!カエレ!!と反発しちゃいそうなものですが、これが自分で思うとストンと落ちるとこに落ちる感じ。気の持ちようとは、よくいったものだなぁ。


今の私の思うゆたかさ


ここまで書いておいて、やはり物質的なゆたかさはあるに越した事はないと思う。資本主義の世界では最低限の生活にかかるお金はやっぱりいる。

でも、必要以上になくてもいいのかも。

この数ヶ月、周りから求められなくても、身体痛めて己の中のアイデンティティが揺らごうとも、それなりに恵まれていて"ゆたか"だなぁっと思う見方が出来た。

たぶん呑気ともいえるくらい余裕があるのは、きっと夫がそばにいてくれて、あったかご飯が食べられるからだろうな。

私にとってはそれらは、このうえない"ゆたかさ"の素のようだ。

これからコロナが収まったとしても、私はなんだかんだ虚無な気分になったりして、やってられなくなるんだろうと思う。

そんな時はまた、大事な家族とあったかご飯があればきっと、やってらんない気持ちになっても過ごしていく中で"ゆたかさ"は見つける事ができるんだろうと信じている。大事にしていきたいなぁ。

いただいたサポートは身体や楽器の修理やメンテナンスに当てさせていただきます。よろしくお願いいたします🙇‍♀️