お盆という文化
日本で毎年夏季に行われる、祖先の霊を祀る一連の行事を総じて「お盆」ていいますよね。
日本古来の祖霊信仰と仏教が融合した行事で、8月13日 - 8月16日の期間だそうだが、かつては太陰暦の7月15日を中心とした期間に行われたそうです。
明治期の太陽暦(新暦)の採用後、新暦7月15日に合わせると農繁期と重なって支障が出る地域が多かったため、新暦8月15日をお盆(月遅れ盆)とする地域が多くなったとか。
ちょっとWikipedia先生にお盆の由来について聞いてみましょか。
つまり、仏教由来、ひいては中国4000年の歴史がベースてことになりますね。
私も“仏教由来”ということはぼんやりと認識していました。
そして私のお預かりする教会でも、祖父や父の代に、お盆の時期には、みたま様にはいつもよりも多くお供え物を献じ、教会墓地にもいつもよりもたくさんの榊とお供え物を墓前に祀っていました。
更には、信者さん宅のみたま様についても、初めてお盆を迎えるみたま様には「新盆ですね。」とお供え物をお待ちして参拝していた。
※新盆‥ニイボン。うちの地域ではアラボンて呼称してます。天才一家はバカボンですww
私はそうした教会で行うお盆風習に対してとても違和感を抱いていた。
「だってそれ、仏教由来でしょ、、、」て。
なので、私の代になってからは、教会でのお盆風習は取りやめにしました。
にしても、お盆の時期にお参拝にみえる方々が多いので、やはりそれなりにお盆の雰囲気を演出せざるを得ない、というのが現状。
しかもね、私の祖父が現職時、町内会長も兼任しており、地域の皆さんから「せっかく新しい町名と町内会も出来たことだし、お盆の時期にはやっぱり盆踊りでしょっ」との要望から、教会の駐車場に櫓を組み上げ、大きな太鼓を据え付け、提灯飾りも施して、なんと“天理教の教会で”盆踊りを始めたんです。
この盆踊り、半世紀以上、現在まで続いてます。ヒーハー🕺💃
もうこうなったら神仏習合ですな(笑笑)
さてさて、先日とあるご部内の祭典に伺った際、あるご婦人さんが参拝に来て「あ〜お盆は忙しい忙しい」と吐き出していた。
「お盆になったらお寺さんに詣ってオトウバをいただきに行ったり、仏壇のお供え物もあるし、胡瓜と茄子で乗り物つくったり。親戚が来るから食事の用意も大変だしねー。」と。
「オトウバ???」
※お塔婆‥故人やご先祖様を供養するために、お墓の後ろや脇に立てる長い木の板のことです。仏教用語では「卒塔婆(そとうば)」と呼ばれ、塔の形をしており、経文や故人の戒名などが書かれています
て、すぐにGoogle先生に聞きましたよ。
お寺さんによってはお金(お布施)も発生するそうです。
「胡瓜と茄子の乗り物???」
ああ、確かTV漫画サザエさんで見たあれね。
お馬に乗って早く我が家に帰ってきてね、お戻りはお牛を使ってごゆっくりとネ。との胡瓜と茄子。
どっちが馬でどっちが牛?ま、ええか。
ご婦人さんのお家は、少なくとも8代続く旧家。親戚も多い。お付き合いも大変。
葬祭の時は大忙しだそうだ。
お寺の檀家さんへの気配りも忘れない。
「お寺ってお金かかるのよネー、、、」と。
余談ながら、ご婦人さんが位牌のことを話してくれた。
「位牌 一文字30000円なのよ、、。」
ええぇぇーーーーっ😱
スゴイですねー😳
ま、これ以上の所感は控えさせていただきますね。
最後にこのご婦人さんが仰ってました。
「宗旨宗派はどうあれ、家のご先祖さまを大切にして、しっかりと敬う気持ちが大切ですよね」と。
仰る通り!
ご先祖様方の道々があってこその、今の私たちの道々。
今を生きる私たちは、ご先祖様にしっかりと感謝申し上げて、間違いのない道を進み、毎日を心明るく過ごすことが何よりのご供養ですね。
来月は秋の祖霊祭をつとめる月。
お盆の時期の教会の在り方をこの先も工夫しながら模索しつつ、親神様・おやさまにはもちろんのこと、みたま様にもお喜びいただけるような通り方を心がけたいと思います🙏
追伸::
天理教の教会にお住まいの皆様は、お盆の時期にはどんな勤め方や演出をなさっていますか?
よろしければお聞かせくださいネ😊
今週は、毎年お盆になったら抱いてしまうモヤモヤな気持ちの吐露でした。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
また来週👋
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