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『居心地のよさを作るのは、自分なんだよ・・・』

 こんばんは!!
 今朝、銀行の窓口で、大きな声で感情を爆発させている人を見ました。
自分の思っていたような扱いが出来ないと言われたとか、何かの手続きに必要なものを持ってきていなかったとか・・・

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想像するに、朝一番に来たにも関わらず、思い通りに事が運ばなかった事に対しての怒り・・・。
カウンターの女性の顔は、強張って・・・何度も同じ説明を繰り返している状況。

来る前に電話一本入れて、尋ねておけばよかったね。

こんなシーンは、時にレストランでも・・・

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スタッフに何やら声高に文句を言っている人がいる。
オーダーの聞き間違いとか、料理が出て来るのが遅いとか・・・。
スタッフは、まわりのお客様にできるだけ迷惑がかからぬよう、
小さな声でお詫びの言葉を発しているようだが・・・
それが却って逆効果なのか、怒りのトーンがさらにアップしていく。

今日のお話しは、
どちらが悪いとか・・・というようなことではなく・・・
こういう状況に陥りやすい人の特徴的な面を掘り下げてみたいと思う。


人との関係において、自分の気分を害されたり、居心地が悪くなったりするようなことは、誰にも時に起きうることかと思う。

では、そんな状況を招きやすい人ってどんな人かを考えてみた。

①サービスを提供する側とサービスを受ける側という意識がはっきりしている人。

例えばレストラン・・・
美味しいお料理とお酒、楽しい会話を楽しみたいもの。
客が、サービスを受ける側で、お店は、サービスを提供する側・・・。
これ、基本的には、間違ってないと思いけど・・・
でも、一歩間違うとサービスを受ける側と提供する側に上下関係や主従関係みたいなものと勘違いしている人もいるようで・・・。

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言葉や態度の端々にそれを匂わしている人ほど、自分で居心地の悪さを招いているような気がしませんか。

運ばれてきたお料理の説明を緊張しつつする若いスタッフの女性。
時につっかえながらも一生懸命には違いない。
これを『新人やアルバイトは、これだから・・・』と冷ややかに見て緊張を加速させるか、
客である自分が、
『お料理の説明も大変だよね。ぼくにはとても覚えきれないや』と笑いながら緊張を解けるようフォローするか。(恐縮されるかもしれないけど、頑張ってねと一言あった方がいいと思う。)
自分は、サービスを受ける方なんだとか、プロなんだからしっかりするべきだとかいう意識が強い人ほど雰囲気は、どんどん悪くなる。
で、そんな時に限って、料理が遅いとか、間違っているとか、悪いことは重なるもので・・・。(笑)
でも、悪いこともきっと人を選んでやって来るので・・・。

勿論、なかには「ダメだこりゃ」と思わざるを得ない時もあるでしょう。
そんな時も不快感の連鎖や居心地の悪さを拡散させずに自分にも周りにも最小限の被害(笑)で留めておくのも大人の男の嗜みかと、ぼくは思っています。
次に来ることはなくても、帰りに「こちそうさまでした」の言葉と、「美味しかったです。次に来るときは、もう少しだけ早くお料理を出してください。何せ食いしん坊なので・・・。」と笑って話せるくらいにはしたいものです。

②居心地の悪さは、相手が作っていると思っている人。

人間関係は、難しい。
職場でもプライベートでも・・・。
恋愛となると尚更に・・・。

「なんだその態度は・・・」とか、
「何だこの言種は・・・」とか思ってる時って、その原因が、もっぱら相手にあると思っているから憤慨しているのであって、それを強く思う人ほど、その原因が自分にもあるとは、ただのひとっ欠片も思っていないことが多い。


ぼくは、そんな人に心の中で呟く。
「優しくされたいなら、常に相手に優しくしなきゃ・・・」
「居心地の良さを生み出すのは、相手ではなく自分自身なのに・・・」

微笑みかけない人に、微笑んでくれないでしょ。
あなたが、思いっきり睨んで、赤ちゃんが笑ったら・・・そりゃ、あなたの顔が絶望的に面白いからです。(笑)



今は亡き清さん(ぼくの父親)は、ある時、思春期のぼくに
「女の子には、どんな時も優しくせなあかんぞ。」と言った。

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本当にそう思うからこれは、ぼくの座右の銘です。(笑)
※ぼくの人生に多大なる影響を与えた清さんの話は、後日。


相手がどう思うかを考えられる人は、
自分の行動や言葉を選ぶことが出来るので、その選んだ言葉や行動が、
鏡のように相手から「居心地のよさ」となって返ってくる。
ぼくが、61年間生きてきた中で、それだけは間違いないと思えること。

明日、ちよっとムッとするようなことに遭遇してしまったら・・・
ちょっとこのお話、思い出してみてくださいね。

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