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ステレオによる音楽再生で音場が大切

 最近ではヘッドフォンやイヤホンでの音楽再生がよく見られますが、
ステレオなどの音響機器による音場やフィールドの再現が重要な理由は
制作者の意図ミュージシャンの考えを聴き取りたい、
楽器の並びを知りたい、マイクとの距離感
どのように表現してるかも知りたい、テクニックもという欲求があれば
スピーカーで聴けるといい、
なかにはイヤホンで聴いてる層をターゲットにしている音楽もあるはずですが、
イヤホンでは頭の中に定位することが多く、なかなか頭外定位を再現できていないようです。

臨場感の向上: 音場やフィールドが正確に再現されると、まるでライブ演奏を聴いているかのような臨場感を体験することができます。音楽が空間に広がり、立体的に感じられることで、より深い没入感が生まれます。

音楽の表現力の向上: 音場やフィールドが大きく広がることで、音楽の表現力が向上します。音楽の要素が立体的に配置されることで、楽器やボーカルの位置関係や距離感が明確になり、曲のニュアンスや感情がより豊かに伝わります。

聴衆の感情への訴求力: 正確な音場やフィールドの再現は、聴衆の感情に強く訴える力を持ちます。例えば、静かな部分と高揚する部分が明確に区別され、音楽がよりダイナミックに聞こえるため、感動や興奮をより強く感じることができます。

リアリティの追求: 音場のそこで演奏されているかのようなフィールドの再現は、録音された音源が実際の演奏や録音現場に近づくことを意味します。このリアリティの追求は、音楽の再生において重要な要素であり、
より本物の体験を提供します。

エンターテイメント性の向上: 音場やフィールドの大きさや広がりが増すことで、音楽再生体験がよりエンターテイニングになり、音楽をより楽しんだり、
驚かされたりすることができます。

これらの理由から、音場フィールドの再現は、ステレオなどの音楽再生装置において非常に重要です。正確な再現は、聴衆にとってより充実した音楽体験をもたらします。これはイヤフォンやヘッドフォンの頭内定位では体験しにくい経験です。

アナログレコードプレイヤー

フィールドが重要ですが再生するスピーカーの位相

位相(フェーズ)はどのように重要か

ステレオなどの音楽再生で、スピーカーの位相やフェーズは非常に重要です。ここでは、その重要性について説明します。

定位と方向性の決定: スピーカーの位相やフェーズは、音楽の定位や方向性を決定します。正確な位相関係を維持することで、音源がステレオイメージ内で正確に配置され、聴衆は音楽の演奏者や楽器の位置を明確に把握することができます。

サウンドステージの形成: スピーカーの位相やフェーズの調整は、サウンドステージの形成に重要な役割を果たします。適切な位相関係を保つことで、音楽が立体的なイメージで展開され、リアルな演奏体験を提供します。

クロスオーバーの正確さ: スピーカーシステムでは、異なる周波数帯域の音を異なるドライバーで再生します。これらのドライバーの位相関係が正確でない場合、クロスオーバー領域で不連続性や位相のズレが生じ、音質が悪化する可能性があります。正確な位相関係を維持することで、クロスオーバーの効率が向上し、音質が改善されます。

音質の調和と一貫性: スピーカーの位相やフェーズが適切に調整されている場合、異なる周波数帯域の音が調和して一貫したサウンドを提供します。これにより、全体的な音質が向上し、聴衆はより自然な音楽体験を楽しむことができます。

総括すると、ステレオの音楽再生で、スピーカーの位相、フェーズは音楽の定位、
サウンドステージの形成、マルチウエイのクロスオーバーの正確さ、
マルチウエイのスピーカーの位相(低音域、中音域、高音域など)
音質の調和と一貫性など、多くの重要な側面に影響を与えます。
より高品質で満足度の高い音楽体験を得るためには、
これらの要素を適切に考慮することが重要です。

よく街中でお店のスピーカーの位相が逆相で鳴っている事がある

左側(LCH)と右側(RCH)の位相が異なっていると下の図のようになります。

このように逆相状態で接続されていると音が散らばって聞こえるとか、音場が変な感じになっているレコードショップがあったりします。カフェとかでも設備工事でそこまでの位相に対して配慮がされていなかったり、見落とされていたりと鳴っていれば安心とされてしまっているようです。スピーカー端子の赤と黒の端子がアンプの赤と黒端子と揃っているかは意外と大事です、また修理などで交換された時も位相のチェックと確認が大事です。カーオーディオの世界ではプラス側とマイナス側で端子の形状が異なり間違わないように配慮されています。

CDJ SYSTEM

シングルのフルレンジスピーカーならここまでの問題は簡単に済みますが
マルチウエイ(2WAY.3WAY.4WAY)の場合は音を分配して分け得ていきますから、各部のスピーカー極性とネットワークの出力極性が合っているとは限らないです。
ネットワークの設計にもよりますが通常の遮断特性は-12dB/octであれば
中音域は180度位相がズレるので逆相接続をしなくては同相にならない、
古いスピーカーではプラス側マイナス側が他のメーカーとは異なる場合も
あります。JBLがそうです。

よくある一般的な3WAY
あるお店のD130+075ツィーターが逆相接続だったとき


位相と周波数特性のチェックCDを販売しております。

位相が合っていないと正確な音場が形成されないし、ボーカルが小さく聞こえたり
楽器の並びがよくわからない位置から聞こえてきたりします。
多少の訓練をすれば位相の感覚は掴めるようになります。若いほどいいですね!

PRO SOUND SYSTEM CHECK CD

これは現場での機材用メンテナンスとテスト用に作りました。私は長年PAとレコーディング、マスタリングまた数カ所で教えているエンジニアです。特に周波数の31ポイントの信号は若い人で音響エンジニアを志している方に好評です。色々な所でテストを繰り返していました、その現場で、このCDを売って欲しいと要望されることが多くこの度販売することにしました。

■■■ PRO SOUND SYSTEM CHECK CDとは ■■■
【商品内容】
●オーディオCD 16bit44.1KHz 一枚 
 全 37トラック 構成
ピンクノイズ Lch
ピンクノイズ Rch
ピンクノイズ L,Rch
ピンクノイズ L,Rch逆相
1KHz Lch -10db
1KHz Rch -10db
1/3oct 31ポイントの GEQ に対応した31ポイントの周波数で信号を入れています。

スピーカーの接続ミスは意外と多いものです、このチェックにピンクノイズの逆相信号は便利です。
経験があるエンジニアだとステレオ音源であっても逆相の聞き分けはできますが、設置場所によると判別しにくい場合もあります、
このCDの逆相トラック音源はLchとRchの信号は同じものを使用して、片チャンネルの位相を反転したものですから、スピーカーの接続の確認も判別しやすいです。これらを使ってサウンド・システムのチェック、部屋の共振のチェック、
ハウリングポイントの周波数判断などの周波数の感覚の
トレーニングにお使いいただけます。

各周波数には周波数のナレーションを入れてわかりやすくしております。
このCDは音質面の考慮から印刷はしないで、
仕上げにアコースティックリバイブのRD-2で消磁しております。
■CD面に印刷をしていないのは、CD印刷インクの磁性体による磁化を避けるためです。
信号のレベルは安全を考慮して、このようにしております。
ピンクノイズ-25db、1KHz -10db、
1/3oct31point -20db (20Hz~20KHz)
■恐れ入りますがご使用の際は、自己の責任でご利用願います。
過度な大音量での御使用は故障の原因になりますのでご注意下さい。

制作GIGA Creation.
価格3300円税込 送料:郵便局レターパックプラス¥520円
合計¥3820円

ご購入は 

メールで発注してください、振込先を連絡させていただきます。
ご不明な点などございましたら、お気軽にご相談下さい。
メールアドレス:gigacri@bronze.ocn.ne.jp

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左右の音の位相(Phase)を判定する能力を得る

左右の音の位相(Phase)を判定する能力を向上させるためには、以下のようなトレーニング方法があります。

  1. 位相の聴き分け練習

  2. 2つの音を同時に聴き、それらの位相の違いを判断する練習を行います。たとえば、左チャンネルの音と右チャンネルの音がどのように位相がずれているかを聴き分けるようにします。これにより、左右の音の位相をより正確に聴き取る力を養うことができます。

  3. 同じ音を異なる位相で再生する練習

  4. 同じ音を異なる位相で再生し、その違いを聴き分ける練習を行います。たとえば、同じ音を正相と逆相で再生し、それらの違いを聴き分けるようにします。これにより、左右の音の位相の違いをより敏感に察知する力を養うことができます。

  5. モノラル信号を使った練習

  6. モノラル信号を左右のスピーカーから交互に再生し、それぞれの音の位相の違いを判断する練習を行います。これにより、左右の音の位相の違いをより鮮明に聴き分ける力を養うことができます。

  7. マルチチャンネル音源を使った練習

  8. マルチチャンネル音源を使用し、多数の音を同時に聴き、それらの音の位相を判断する練習を行います。これにより、より複雑な音の環境下で、左右の音の位相を正確に聴き分ける力を養うことができます。

これらのトレーニング方法を取り入れることで、左右の音の位相を正確に判断する能力を向上させることができます。

生活の中で音楽とステレオの必要性

音楽を聴く為のの音響機器(例えば、ステレオシステム)は、日常生活において様々な役割を果たします。

エンターテイメントとリラクゼーション: 音楽はリラクゼーションやエンターテイメントのために重要な役割を果たします。音楽を聴くことでストレスを減らしたり、気分をリフレッシュさせたりすることができます。音響機器を使用することで、より高品質な音楽体験を楽しむことができます。

情報や教育の手段: 音楽は文化や歴史、さまざまなジャンルに関する情報を提供する手段としても機能します。音楽再生用の音響機器を使用することで、音楽を通じて新しいアーティストや音楽のジャンルを発見し、経験を得ることができます。

集中力や創造性の向上: 音楽は集中力を高め、創造性を刺激することがあります。特に作業中や勉強中に音楽を聴くことで、集中力を保つことができ、
音響機器を使用することで、音楽をより鮮明に聴き取ることができ、
その効果を最大限に引き出すことができます。

社交や交流: 音楽は社交的な活動や交流の一環としても重要です。
コンサートに行くとか、クラブパーティに行き、音楽を共有することで
友人と一緒に音楽を楽しむことで、より良いコミュニケーションや
絆を築くことができます。音楽再生用の音響機器を使用することで、
グループでの音楽鑑賞体験を向上させることができます。

感情の表現と共有: 音楽は感情を表現し、共有するための強力な手段です。特定の曲やアーティストによって、さまざまな感情や思い出が呼び起こされることがあります。質の良い音響機器を使用することで、音楽をより豊かな体験として楽しむことができ、感情を共有することができます。

これらの理由から、音楽再生用の音響機器(ステレオ)は日常生活において重要な役割を果たし、豊かな音楽体験や生活の質の向上に貢献します。

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