「歌声酒場」をもういちど
今帰仁村のディーブなカラオケバーにデビューした。中に入るまでは、そこがバーであるとはとても信じられない。看板もない、2階建てのビルの、単なるドアだから、、、。
おそるおそる単なるドアを開けて階段を登った先は、とても明るくてあたたかいすてきなお姉さんが運営されている、アットホームなカラオケバーだった。
一緒に来た人でもそうでなくても、年齢問わずみんな友だち。今帰仁のこういう文化がとても心地よくてすきです。
選曲は、DA PUMPやBEGINが多め。みなさん合いの手もとっても上手で、聴いているだけですごく楽しめた。
カラオケの余韻の残る朝、やっとアパートの部屋に椅子が届き、久々にピアノを弾いた。
ふと、父が言っていた「いつか歌声酒場を開きたいんや。」という言葉を思い出す。
父は数年前に亡くなったが、元気なころは、週末になると自宅でお酒を飲みながら歌を歌っていた。私はピアノを弾き、弟や友人がギターを弾き、にぎやかであたたかい夜だった。
あの雰囲気、なんとなく今帰仁のカラオケバーに似ていたような。
歌声酒場、私もやってみたい。楽器を持ち寄り、いつも必ず誰かに会えて、歌と演奏を楽しむ場所。
そんな場所がいつか自分でもつくれたら。できることなら星空の下なんていいな。空にいる人たちに届けられるかも。
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