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【2024年最新版】プロが解説 長良高校に合格するために必要な偏差値と内申

長良高校を志望している中学生の子たちは、「どのくらいのレベルになれば合格できるの?」というのが気になるところだと思います。

長良高校は岐阜5校の中でもとても人気のある高校の1つです。

今回はその長良高校について、詳しく説明していきますね!


長良高校の倍率はどのくらい?

まずは長良高校の倍率について見てみましょう!

ご覧いただいてわかる通り、毎年多くの生徒が不合格となっています。
特に2021年は135人のオーバー数と、私が見てきたここ10年間の中で最も多いオーバー数となりました。
長良高校の倍率が高い理由は、もちろん長良高校が人気であるということも理由の1つですが、それよりも「岐阜5校最後の砦」であることが大きな理由だと考えられます。

「私はどうしても普通科に行きたい!」

と考えている中学生にとっては、長良高校以下の普通科の高校が無いのです。

各務原西高校や本巣松陽高校、羽島北高校など他にも普通科の高校はありますが、住んでいる場所によっては遠すぎるということが往々にしてあります。

そういった理由から、少し無理をしてでも(落ちることを覚悟で)長良高校を受験するという子が多いのが特徴です。

つまり、倍率が高い(たくさんの不合格者がいる)からレベルが高いというわけではないため、倍率に惑わされることなく偏差値や内申という確実な数字をもとに受験するかしないかを決めることがとても重要です。

私が指導する生徒も、倍率を見て長良高校を諦めようとする子がいますが、倍率だけを判断材料にして志望校を諦めてしまうのはとてももったいないことです。

不安な気持ちもわかりますが、自分の数字(偏差値や内申)を信じて、強い気持ちを持ちましょう!

長良高校の偏差値はどのくらい?

「長良高校に合格するためには、定期テストで何点必要ですか?」

とよく聞かれますが、受験の合否は定期テストでは判断できません

〇〇中学校の定期テストと××中学校の定期テストでは、作る人も違えばレベルも違います。

極端な話、定期テストでは340点しか取れていなかった子が、当日は400点を取ることもあります。

では、どんな数字を信用すれば良いのか?

それは、偏差値内申です。

中学校3年生になると、岐阜新聞テストもしくは岐阜県模試という統一模試を受けることになります。
昔は岐阜新聞テストが主流となっていましたが、最近では岐阜県模試が主流となりつつあります。
受験者数も岐阜県模試の方が多い傾向があるため、どちらの模試を受けようか迷っている方は岐阜県模試をおすすめします。

さて話をもどして、これらの模試は約7000人いる岐阜地区の中学3年生のうち約5000人が受験するテストです。

みな同じ問題を解くため、このテスト結果は各中学校の定期テストよりも信憑性があります。

テスト受験後、約2週間後にテスト結果が返却されますが、ここに掲載されている偏差値を基準にしましょう。

長良高校に合格するための偏差値は58です。

気を付けるべきなのは、この偏差値はあくまで基準であるということです。

そして、「これだけあれば安心できる」という基準の偏差値ですので、この偏差値よりも下だからと言って諦めないでくださいね!

当たり前ですが、内申点によっても必要な偏差値は異なってきます。

あくまで1つの基準としてください。

長良高校受験に必要な内申

では続いて、長良高校に合格するために必要な内申を見てみましょう。

長良高校に合格するために必要な内申は33です。

これもあくまで基準ですのでご注意を。

さらに注意してもらいたいのは、どの内申かということです。

ここは勘違いしている方が多いと思いますが、岐阜県公立高校入試で使われる内申は、各学年の学年内申のみです。

これについては別記事で解説しているので、詳しくはこちらをご覧ください。

中1~中3までの学年内申を長良高校の基準と比べてみてください。

長良高校の場合、7:3(当日点:内申)という形で重視されます。
こういうお話をすると、よく生徒や親さんは
「じゃあ、内申はあまり関係ないってことですよね?」
「本番さえ点数を取れば大丈夫ですよね?」

とおっしゃりますが、私個人的な意見としては違うと思います。
むしろ、内申の方が大事だと思っています。

みなさんは、内申「1」が当日点に換算すると何点に相当するか知っていますか?

ちょっと難しいですが一緒に計算してみましょう!
(計算の過程がどうでも良い人は読み飛ばしてください笑)
他の塾講師の方がどのように志望校を判断しているかはわかりませんが、私はいつも「1000点換算」しています。
当日点と内申を合わせて1000点満点で考えるということです。
長良高校の場合、7:3ですので、当日点が700点満点、内申が300点満点で考えます。
当日点が5教科で500点だと700点満点、内申が9教科で45だと300点満点だということです。

すると、それぞれの1点あたりの価値がわかります。

当日点 1点=全体の1.4点
内申    1点=全体の6.6点
ということは、内申の1点というのは当日点の約5点(6.6÷1.4)に相当することがわかります。

つまり、内申が1点違うだけで当日点数にして5点違うということです。
これは無視できません。
例を挙げて見てみましょう。
内申「36」を持っているAさんと内申「30」を持っているBさんで考えてみます。
仮にAさんが当日400点を取った場合、Bさんは何点取ればAさんに追いつけるでしょうか?


内申が「6」違うため、当日点で換算すれば6×5点=30点違うということになります。
つまり、受験する前にAさんとBさんには「30点もの差がある」ということなのです。
この場合、Bさんは当日点で「430点」を取って、やっとAさんに追いつくということになります。

内申は受験前のおまもりだと思ってください。
現在中学1年生や中学2年生の方も、受験を見据えて内申を1つでも伸ばしていきましょう!

長良高校合格者の偏差値と内申

ここまで、長良高校に合格するために必要な偏差値や内申についての基準について解説してきました。

ですが、正直こんなだいたいの数字だけではイメージができない!という方もいると思います。

そこで、ここからは実際にどのくらいの偏差値と内申で長良高校に合格しているのかということを実例をもとに紹介していきます。

【実例50選】実際の合格者の偏差値と内申

高校受験が終わると、当日自分が何点取れていたのかということを期間内であれば高校に聞くことができます。

その結果を蓄積しておくことで、私はより精度が高い進路指導を行っています。

今回はそのデータを一部公開します。
データは2024.4.30に更新しました。
2014年~2024年の11年分のデータを50データ掲載しています。
データの項目は①受験年度 ②当日点 ③内申平均の3つです。
結論から申し上げると、長良高校のレベルは年々上がってきています。
データを見ていただければわかりますが、受験者のレベルもだんだんと上がり、岐山高校よりも賢い層が集まっているのでは?と思うくらいです。

ここからはどのサイトにも載っていない独自の内容になるため、有料とさせていただきます。ここからは以下の内容になっています。
①最新データ50選
②データの使い方
③過去問を解くタイミングは?
④長良高校に合格した子の特徴と勉強法
⑤長良高校の合格最低ラインは?

最後に

高校受験合格に「絶対」はありません。
私は今まで多くの生徒を指導してきましたが、前日まではとても調子良く点数を取り続けてきたのに、本番の緊張で大きく点数を落としてしまったという子もたくさん見てきました。
それほど、「1発勝負」というのは厳しい世界です。

しかし、逆に言えば、
今ダメだからと言って、本番ダメというわけではありません。

私の生徒の中には、
「学校の先生から君は無理だと言われた。」
などで志望校を諦めそうになる生徒も多くいます。

そのたびに私は言います。
「お前の努力を一番知っているのは誰か。」と。
きっと自分の努力を一番わかっているのは自分自身です。
にも関わらず、その努力を知らない周りの声に揺さぶられるのはとても悲しいことです。
周りに自分の努力を否定されたら、むしろムカつくべきです。
そんなことを言われたら、いつも生徒より私の方がムカついています笑

今これを見てくれている方々はきっと不安でいっぱいなことでしょう。
しかし、まだ何も終わっていません。
ここまでデータの話ばかりしてきましたが、私が思う「合格する子」というのは「絶対に諦めない子」です。
最後の最後に抽象的な話で申し訳ありませんが、本当にそうなんです。
どんなに辛い想いをしても、絶対に志望校を諦めない、そんな子です。
不安もたくさんあると思いますが、絶対に大丈夫!
心の底からそう思えなくても、そう思うようにすることが重要です。
不安のまま勉強をしても身に付きませんから。
「私は絶対大丈夫。」
そう信じて最後までやり切りましょう!
私にできることがあればいつでもしますので、何でも連絡してくださいね!


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