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岐阜県公立高校入試 直前3か月でやるべきことは?

2020年がスタートしました。

岐阜県公立高校入試を控えている中学3年生のみなさんは、気持ちを新たに志望校に向かって頑張っていることでしょう!

さて今回は、高校入試の3か月前にやるべきことということで、その勉方法を紹介していきます。

新しい参考書はいらない 必要なのは過去問だけ

「入試直前だから最後に新しい参考書を買おう!」

という方も多いのではないでしょうか?

よく本屋に行くと、

「7日で完成!」とか、「最後の復習ココだけ!」というような参考書や問題集を多く目にします。

ゲームなどに使うお金ではないですから、子供が欲しいと言えば、親として買ってあげたい気持ちはわかります。

しかし、結論から言って、こんな参考書や問題集は全く必要ありません!

その理由を説明していきますね。

①岐阜県の入試に沿っていない

ちまたにある参考書や問題集は、どうしても全国版のものです。

つまり、岐阜県の入試の傾向に合った参考書ではないのです。

私は生徒たちに「努力の方向」という話をよくします。

どれだけ努力を積み重ねても、努力する方向が間違っていればどうやったってゴールにはたどり着けません。

それと同じで、どれだけ参考書を見ても、どれだけお金をかけても、その方向が間違っていれば不合格となってしまうのが入試です。

岐阜県の入試はどんな問題が出て、どんな形式なのかに沿った勉強をしなければ、残念ながら意味のない勉強になってしまいます。

むやみやたらに新しい参考書を買うのはやめましょう!

ただし、岐阜県公立高校入試の過去問をやる意味はあります。

先述した通り、岐阜県の入試の傾向を掴むことができるからです。

3か月前から少しずつ解き進め、自分の弱い部分を今まで使ってきた参考書で見直すのがベストです!

②結局、同じことしか書いていない

いくら新しい参考書と言っても、書いてあることはどの参考書も一緒です。

なぜなら大事なことはいつでも同じだからです。

同じことをいろいろな角度で書かれているのが参考書です。

ある参考書では、一問一答形式で書かれていたり、

ある参考書では、図を使って書かれていたり、

結局は、大事なことは同じです。

であるならば、1冊の参考書を1年かけて完璧にしたほうがよっぽど頭に入ると思います。

偶然コーヒーをこぼしたページだけ、他のページよりも覚えている

という経験はある人もいるのではないでしょうか?

暗記は、詰まるところ「印象付け」です。

1年ずっと使ってきた参考書は1番頭に印象付けられます。

同じことを書いてある参考書を買うのはもうやめましょう。

時間を計ってどんどん模試を解こう

とにかく大事なことは、過去問をどれだけやり込むかです。

入試3か月前には、「時間」にこだわって勉強をし始めましょう。

どれだけ勉強しても、どれだけ完璧になったとしても、本番で時間切れとなってしまえば全てがパーです。

本番は必ず緊張します。

緊張しないようにするよりも、緊張した時にどうするかを準備した方が絶対に有意義です。

その準備の1つが、時間です。

入試は、時間の使い方1つで10点~20点変わると言っても過言ではありません。

自分はどの問題から解くのが1番合っているのか、

どの問題にどれだけの時間を割くのか、

見直しの時間はどれだけ必要なのか、

などなど、あらかじめ準備できることは山ほどあります。

具体的な時間の使い方はのちのち別の記事で紹介しますが、とにかくまずは時間を計って模試を解いてみましょう!

自分ノートをつくる

「入試直前だし、もう一度1から全部復習しよう!」

という子もよく目にします。

性格的に全てチェックしておかなければ気が済まないという子も多いでしょう。

それを否定する私でさえ、中学生の頃はそういうタイプでした。

しかし、塾講師になって思うのですが、やはりそれは効率が悪すぎます。

自分がわかっているところにも時間をかけてしまうのですから。

同じ1時間なら、自分の知識が積みあがっていく1時間にしたいですよね。

つまり、わかっていない所だけを十分勉強する1時間にするということです。

そこで、自分ノートをつくりましょう。

模試を解き、自分の弱い部分だけを、間違えた部分だけをノートに蓄積してきましょう。

そして、そのノートを2日に1回見ると決めましょう。

2日に1回というのはあくまで目安です。

1日1回でも良いですし、3日に1回でも良いです。

ですが、暗記に大事なのは「時間」ではなく「回数」です。

1週間に少なくとも3回はそのノートを見たほうが、より頭に入っていくでしょう。

自分ノートを作る意味は、わかっていない所だけを勉強できるという点だけではありません。

入試本番にも役に立ちます。

入試本番は、各教科の試験の間に必ず休み時間があります。

この休み時間でなんとか次の試験の教科を復習しようとしますが、限られた休み時間の中で何を復習すべきかわからなくなります。

特に社会であれば、少ない休み時間の間に歴史も地理も公民も全て復習することはできません。

そこで自分ノートです。

自分の苦手な所が詰まったこのノートだけを、休み時間に復習することで、効率よく直前の復習をすることができます。

入試3か月前からは、自分ノートを蓄積していくことを考えましょう!


いかがだったでしょうか?

入試前にドキドキしているのは、子供だけでなく親さんもだと思います。

子供の勉強方法に不安を感じたら、ぜひ参考にしてみてくださいね!



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