【プロが解説】岐山高校の偏差値と内申 高校入試で合格するための方法
岐山高校を志望している中学生にとって、「岐山ってどれくらいのレベルなの?」というのは気になるところだと思います。
今回はその岐山高校について、合格するために必要な偏差値や内申、また高校入試本番でしっかりと結果を残す方法について解説していきますね!
岐山高校の倍率
まずは岐山高校の倍率から見ていきましょう!
岐山高校は普通科と理数科の2つに分かれていますが、毎年理数科の人気がない傾向にあります。
特に2019年度の入試では、岐阜5校にも関わらず全体として定員割れを起こすという異例の事態も起こりました。
倍率だけを見ると、簡単に合格できそうですがそういうわけではありません。
後から詳しく説明しますが、岐阜新聞テストの結果等を見ると、やはりそれなりに偏差値の高い子が受験しているという点は今も変わりありません。
倍率を見ることももちろん大切ですが、あくまで1つの基準として考え、それ以外の要素もしっかりと見た上で間違いのない受験を心掛けましょう。
また、理数科が定員割れをしているからといって、理数科を受ければ必ず合格するというわけではないことにも注意してください。
岐山高校の場合、第二希望まで記入することができます。
第一希望 普通科 第二希望 理数科 というような形です。
普通科も理数科も全てひっくるめて、点数の高い順に並べられ、点数の高い順に第一希望か第二希望に合格していくシステムになっています。
つまり、理数科が定員割れをしていて、第一希望に理数科を志望したとしても、点数が良くなければ落ちるということです。
ですので、岐山高校の場合は、普通科と理数科の合計出願者数が全体の定員と比べてどうかを見る必要があります。
【2019年】
普通科の出願者数 310人 + 理数科の出願者数 47人 = 357人
全体の定員 360人 ー 合計出願者数 357人 = 3人
全体として3人定員割れをしており、全員合格できたパターンです。
【2018年】
普通科の出願者数 329人 + 理数科の出願者数 61人 = 390人
全体の定員 360人 ー 合計出願者数 390人 = -30人
全体として点数の低い30人が不合格となったというパターンです。
シンプルに言えば、普通科に行くにしても理数科に行くにしても、点数を取りましょうという話です。
理数科が定員割れしているからチャンスだ!と思うのはやめましょう。
岐山高校に人気がない理由
「どうして岐山高校は人気がないの?」
こういった質問はよく保護者面談で聞かれます。
私個人の見解としては、人気がない理由は大きく2つあると考えています。
①理数科に人気がない
やはり、理数科に人気がないのは事実です。
高校に入る前から「理系の道に進む」と決めるのは簡単ではありません。
実績が無いわけでもなく、レベルも高いため理系に進むと決めている子にとっては良い学科ですが、文系か理系かは高校に入ってから決めようという子が大半なため、多くは普通科に流れます。
その結果、理数科は毎年定員割れを起こしてしまいます。
普通科は特に2016年は82人と、毎年定員をオーバーしていますので、岐山自体が人気がないというわけではなく、理数科が人気がないと言えそうです。
②楽しくなさそう
生徒たちからの話を聞いていると、
「岐山は雰囲気が・・・」
という声をよく耳にします。
山に囲まれていたり、校舎も古かったりするのでなんとなく楽しくなさそうに見えるのでしょう。
つまり、ただのイメージということです。
岐山高校が人気がないというのは、何の根拠もないことですので、岐山高校を志望している子は何も気にせず目指していきましょう。
岐山高校の偏差値
「岐山高校に合格するためには、定期テストで何点必要ですか?」
とよく聞かれますが、受験の合否は定期テストでは判断できません。
〇〇中学校の定期テストと××中学校の定期テストでは、作る人も違えばレベルも違います。
極端な話、定期テストでは340点しか取れていなかった子が、当日は400点を取ることもあります。
では、どんな数字を信用すれば良いのか?
それは、偏差値と内申です。
中学校3年生になると、岐阜新聞テストという統一模試を受けることになります。
これは、約7000人いる中学3年生のうち約5000人が受験するテストです。
みな同じ問題を解くため、このテスト結果は各中学校の定期テストよりも信憑性があります。
テスト受験後、約2週間後にテスト結果が返却されますが、ここに掲載されている偏差値を基準にしましょう。
岐山高校に合格するために必要な偏差値は60です。
気を付けるべきなのは、この偏差値はあくまで基準であるということです。
そして、「これだけあれば安心できる」という基準の偏差値ですので、この偏差値よりも下だからと言って諦めないでくださいね!
当たり前ですが、内申点によっても必要な偏差値は異なってきます。
あくまで1つの基準としてください。
岐山高校受験に必要な内申
では続いて、岐山高校に合格するために必要な内申を見てみましょう。
岐山高校に合格するために必要な内申は34です。
これもあくまで基準ですのでご注意を。
さらに注意してもらいたいのは、どの内申かということです。
ここは勘違いしている方が多いと思いますが、岐阜県公立高校入試で使われる内申は、各学年の学年内申のみです。
これについては別記事で解説しているので、詳しくはこちらをご覧ください。
中1~中3までの学年内申を岐山高校の基準と比べてみてください。
岐山高校の場合、7:3(当日点:内申)という形で重視されるため、偏差値が大事であることは間違いないですが、最低限の内申も必要です。
内申は受験前のおまもりだと思ってください。
持っておいて損はありません。
岐山高校合格者の偏差値と内申
ここまで、岐山高校に合格するために必要な偏差値や内申についての基準について解説してきました。
ですが、正直こんなだいたいの数字だけではイメージができない!という方もいると思います。
そこで、ここからは実際にどのくらいの偏差値と内申で岐山高校に合格しているのかということを実例をもとに紹介していきます。
【実例30選】実際の合格者の偏差値と内申 岐山高校に合格した子の特徴
高校受験が終わると、当日自分が何点取れていたのかということを期間内であれば高校に聞くことができます。
その結果を蓄積しておくことで、私はより精度が高い進路指導を行っています。
今回はそのデータを一部公開します。
ここからはどのサイトにも載っていない独自の内容になるため、有料とさせていただきます。
左から、次の順で記載されています。
①受験年度 ②当日点 ③内申平均 ④岐阜新聞テスト(第1回~第4回)
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