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【岐阜県公立高校入試】内申は全部大事なわけではない?中学校の内申の仕組み

今回は中学校の内申の仕組みについてお話したいと思います。

中学3年生になった頃に、ある程度点数が取れるようになったとしても、内申が良くなければ、不安を抱えたまま入試に臨むことになってしまいます。

点数は後からでも上げることができますが、内申は取り返しがつきません!

中学1年生から内申を取ることが非常に大事です。

今回は、岐阜県公立高校入試で失敗しないための内申対策について紹介します!

2期制と3期制

現在の中学校は2期制と3期制の2種類あります。

ほとんどが2期制だと思いますが、まだ岐阜には3期制の学校も残っていますね。

2期制の場合、前期と後期の2回、内申が出ます。

3期制の場合、1学期・2学期・3学期の3回、内申が出ます。

まずは自分のお子さんが通う学校が2期制と3期制のどちらなのかを把握しましょう。

「え?2期制と3期制で内申の取り方は違うの?」

と思われるかもしれませんが、全く違います。

ここは後から説明しますね!

点数は内申の幅を決める

続いて、学校の内申はどうやって決まっているの?というお話です。

学校の内申は、①定期テストの点数②ノート提出③授業態度の3つで決まります。

中でも、定期テストの点数はやはり1番重要です。

ただし、定期テストの点数=内申ではないことも知っておいてください。

例えば、数学のテストで80点をとったとしても、「5」かもしれないし、「4」かもしれないです。

つまり、定期テストの点数は内申の幅を決めるだけのものであり、それに加えて、ノート提出や授業態度を考慮して内申が決まっていきます。

ですので、定期テストの点数が同じでも、Aさんは「5」だけどBさんは「4」だったということはよくある話です。

大事な内申は学年内申だけ

勘違いをしている親さんも多いかと思いますが、高校入試では全ての内申を使うわけではありません。

入試で使うのは学年内申だけです。

つまり、前期や後期、1学期、2学期、3学期の内申は使われません。

それらの内申を考慮して最終的に出される学年内申だけが高校入試で使われることになります。

前期がダメだったから全部ダメというわけではないため、最後まであきらめないことが肝心です。

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ここで、先ほどお話した2期制と3期制の頑張り方の違いについてです。

結論から言うと、実は3期制の方が内申の戦略を立てやすくなっています。

例を使って説明していきますね。

例えば、Aさんは1学期・2学期と次のような内申だったとします。

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みなさんなら、3学期はどの教科を頑張りますか?

よくある意見は、こんな感じです。

「3学期も、1学期や2学期と同じように頑張れば良いんじゃないの?」

「数学が苦手だから、数学に注力しよう!」

「社会は得意だから、内申を下げないようにしよう!」


どれも間違いです。

先述したように、大事な内申は学年内申のみです。

学年内申をしっかり取っていくためにはどうすれば良いかを考えながら対策をしなければなりません。

であれば、Aさんの場合、頑張るべき教科は国語英語です。

国語と英語で、3学期に「4」をとるのか「3」をとるのかで学年内申が変わってくるからです。

逆に他の教科については、3学期に内申が上がろうが下がろうが実は学年内申は変わりません。

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「あれ?合計点数は上がっているのに、何で内申が低いんだ!?」

ということはよくありませんか?

それは、内申を取るための対策ができていないためです。

全体の点数が上がっていても、全体の内申が上がるとは限りません。


3期制の学校についてお話しましたが、2期制の学校でも基本の方針は同じです。

とにかく学年内申を意識してテスト対策に臨みましょう。

2期制であれば、内申は年に2回しか出ませんが、テストは年に4回あります。

そのテスト結果をもとに、内申対策をしていきましょう。

例えば、後期中間テストで「4」がとれそうな点数だった科目は、後期期末テストでも「4」が取れるような点数を目指しましょう。

逆に、ギリギリ「3」しか取れそうにない点数だった科目は、「3」で良い!と腹をくくって、後期期末テストでは力を入れないことも必要です。

大事なことは岐阜県公立高校入試でしっかりと合格するためであり、学校の定期テストで点数を取ることではありません。

先を見越して、対策をしていきましょうね!

岐阜県公立高校入試に必要な内申 計算の仕方

先ほどから、内申は学年内申が重要だという話をさんざんしてきました。

最後に、中学校3年間の内申がどのように岐阜県公立高校入試で使われるのかを説明していきます。

内申の計算式は次のようなものです。

中1の学年内申+中2の学年内申+中3の学年内申×2

各学年内申の合計が大事なのですが、何よりも中3の学年内申だけは2倍されることが大事です。

それだけ、中3の学年内申は他の学年の学年内申よりも重要視されているということですね。

中1や中2でうまく内申を取れなかった子も、中3で挽回するチャンスがあるということです。


今回は岐阜県公立高校入試で失敗しないための、内申対策についてお話させていただきました。

じゃあ具体的に〇〇高校はどのくらいの内申が必要なの!?

というのが気になるところかと思いますが、それはまた後々書いていこうと思います!

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