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あなたたちを信じてるのは私だけ?ー「奇跡の教室〜受け継ぐ者たちへ」Les heritiers



パリ郊外の高校

無関心と敗北主義
その場をやり過ごすことしか知らない
子ども達



落ちこぼれ達の荒れた教室は
「教えるのが大好き」な担任の
ある提案から
変わってく




先生は、苦肉の策として
国主催のコンクールに
クラスで参加しようと持ちかける



コンクール?
ミスコン?



マジメ系?
こっちは忙しいんだよ!



レジスタンス運動と
強制収容?

ナチスなんて知らない




劣等生にできるわけない
恥かくだけよ!

・・・と、
口々に言う生徒たちを前に
担任は

『あなたたちを信じてるのは
 私だけ?』



と言い放つ


テーマは
『子供と若者たち
 ナチス強制収容所での日々』

名前も
国籍も
奪われた

自分たちと同年代の子たちのこと



『あなたたちだから
(このテーマを)語れるはず』

・・・暗に、落ちこぼれだからこそと
ハッキリ言っちゃってますがw


その「クラス全体で参加する」という
半ば強引な提案が

徐々に皆を巻き込んでいく




初めは反発した子すら
いつの間にか加わり
(でも全員じゃぁないところがイイ!)




強制収容所の生存者
レオン・ジゲルの話に耳を傾け

ただの“聞いた
読んだ”話から

自分自身の話になる


そして、当事者たちに
寄り添い始める



原題の『Les heritiers』は
相続人、後継者の意味

担任の先生
収容所からの生還者
生徒たち
それぞれに

受け取り 伝える念いがある



それは、人の死後も残る
受け継いだ者たちの

生きた証の中にある。



(画像はお借りしました😆)

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