見出し画像

対等な気持ちが戻ってくるー「マダム・イン・ニューヨーク」

(2019/11/11 Ameblo記事より加筆修正)


🎬 あらすじ


シャシは
夫と子どもに尽くすのが務めと信じる主婦

料理が得意で
伝統的なお菓子ラドゥ作りは 誰もが認めるところ

だけど英語は苦手
子どもにもからかわれる始末

そんな彼女の元へ
娘の結婚式を挙げる たった一人の姉から連絡が

異国の地で挙げる、インド式結婚式を手伝うため
一人NYへ!初めての一人旅!


🎬 何事もはじめては一度だけ


…飛行機で隣り合わせた紳士が
彼女に言います


『何事も初めては一度だけ
   だから楽しんで

   迷わずに
   自信を持って
   決然と』


シャシは
一人カフェで注文ができず落ち込むけれど
NYで 英語を学び
自信を取り戻していく

🎬 決然と進むとき


少しずつ世界が広がってく嬉しさ

教室で一緒になったローランの好意に
真っ直ぐ向き合えない彼女の
どこにも持って行きようのない気持ち



面白いのは
気持ちも想いも
ストレートに現さないシャシに 成りかわるかのように

子どもたちは感情ド直球
そして夫は無関心、つか自分の興味だけ。
というあたりw



迷いはたくさんある。あっても
“決然と”進んだからこそ
シャシはあのスピーチに辿り着いたわけで。


🎬 自信はどこにある


…クライマックスがスピーチの映画は
必ず盛り上がるけど

伝わったかどうか、は
ぶっちゃけ問われない



この作品も
シャシと夫
シャシと娘との間のことは
暗示されるだけで はっきりと描かれない


当人が自信を取り戻したら
言いたいことが言える環境になったら
それでOKなのよね



伝わったかどうか
思い通りに 相手が動いてくれるかどうか

…そこを見ているうちは
発したヒトの中に『自信』はない



シャシは
姪のラーダに言います
『恋は要らないの
 欲しいのは尊重されること』


誰よりも
自身を尊重できるようになったシャシ

だから堂々と 家庭の中へ
ホームグラウンドへ
戻っていける



“自分を助ける最良の人は自分。
そうすれば対等の気持ちが戻ってくる”


彼女の想いが詰まった「英語の」スピーチは
彼女の卒業試験

引っかかる言葉に
あなたの想いもあるのかも?

(画像はお借りしました)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?