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「贈る」×「IT」の可能性は無限大。“三方よし”の世界を創るプラットフォーマ―、ギフトパッドが描く未来

オンラインギフトサービスを軸に、企業・自治体のDXに貢献するITプラットフォーム事業を幅広く展開しているギフトパッド

2011年の創業以来、サービスを利用する企業・自治体様、商品提供企業様、ギフトを受け取るユーザー様、そのすべてのニーズを満たすプラットフォームを創造してきました。

2022年9月には、シリーズCラウンドで総額11億円の資金調達を実施。着実に業績を伸ばしてきた私たちは、今さらなる成長の時を迎えています。

今回はギフトパッドの創業者である代表取締役・園田 幸央にインタビュー。事業運営の根幹にある「三方よし」の考え方から、日本の市場のみならず海外も視野に入れた展望まで、詳しく話を聞きました。

従来のギフトサービスの枠を超え、多彩なDXソリューションを提供

——ギフトパッドの事業について教えてください。

当社は「カスタマイズ可能なギフトプラットフォーム」を通じて、企業や自治体の課題を解決するDXソリューション事業を展開しています。

DXは“目的”ではなく“戦略”であり“手段”です。アナログをデジタルに変えて終わりではなく、「オンラインでモノやサービスを贈ること」を新しいマーケットの創出や地域活性に結びつける。そんな「デジタルならではの付加価値を生むこと」が私たちのミッションだと考えています。

具体的なサービスをいくつかご紹介しましょう。
法人向けのサービスでは、オンラインギフトプラットフォームの『3X’s ticket(サンクスチケット)』、必要なときにすぐQRコード付きデジタルチケットが発行できる『Ticket Button』

自治体向けには、地域通貨プラットフォームアプリの『region PAY』、地域限定電子クーポンシステムの『Premium Coupon System』、メール1通でその地域ならではのお土産を贈れる『みやげっと』などを展開しています。

また個人向けにも、オンラインカタログギフトサービスの『Gift Pad』などのサービスを展開中です。

▲サービスの詳細はこちら

現在、全国300社以上の企業・自治体において、セールスプロモーション・マーケティング・株主優待・福利厚生などの目的で、幅広く当社のギフトプラットフォームをご利用いただいています。

ギフトパッドのプラットフォームが新たなマーケットを生み出す

——具体的には、どのような形でプラットフォームを活用されているのでしょう?

ある仏自動車メーカーで、フランスの有名スイーツブランドとのタイアップにギフトパッドのプラットフォームを活用した事例があります。

自動車メーカー側としては、スイーツブランドの高品質な商品をお客様に贈りたい。しかし商品を長期保管できないのでコラボレーションは難しそうだ……そんなお悩みに「当社のプラットフォームを使って、スイーツブランド側から商品を直送する」というソリューションを提供したのです。

スイーツブランド側からも「新規顧客とのタッチポイントを創出できた」と大変好評でした。

また、ある食品メーカーでは、当社のプラットフォームを新商品のサンプリングに活用される、という話もあります。アンケートなどの追加機能も実装し、エンドユーザーの感想を集約する市場調査ツールとして役立てていただく形です。

従来は「商品をご提供いただく」側だったメーカーや生産者側が、新たな販路拡大を図る手段として、ギフトパッドのサービスを活用される事例も増えてきていますね。

——いわゆる「オンラインギフト」でイメージされる領域にとどまらない活用がなされているのですね。

そうですね、「贈る」×「IT」の可能性は無限大だと思います。

そのうえで、私たちが大切にしていきたいのは「サービスは世の中にあるニーズを想像して作るものではなく、徹底的に現場のニーズに寄り添って作るもの」だということ。

サービス利用者様のニーズとしっかり向き合い、商品提供先の開拓から、エンドユーザーに届けるシステムのスピーディーな開発まで、一気通貫で進めていく。

「すべてのステークホルダーにとって最も適した仕組みづくり」が可能なのは、当社ならではの強みだと自負しています。

「みんなでハッピーになれる仕組みをつくろう」創業当時から基盤にある価値観

——「現場のニーズに真摯に向き合う」という姿勢を大切にしてきたんですね。

昔から常に考えてきたのが「目の前の困っている人に対して、自分は何ができるのか」なんですよ。

もちろん、直接お役に立てないときもあれば、そのときGIVEしたものが相手からすぐには返ってこないときもある。けれど、そこで「困りごとに向き合って、解決方法を一緒に考えた」経験は、まわりまわって必ず自分のもとへ戻ってくるものだと思っていて。

よく社内でも「ビジネスはその場の自分の損得だけで考えてはいけない、まずは“人”と“人”としてお客様としっかり向き合おう」と伝えていますね。

ギフトパッドのメンバー、一人ひとりが「人に喜んでもらいたい」「社会をよくしたい」と考え、創意工夫を重ねる。皆にその姿勢があれば、組織から会社、会社から世の中へと大きな変革をもたらせる。何よりも、私たち自身もそれを楽しんでいける。この思いは創業当時から変わりません。

——その考え方がビジョンの「三方よしの仕組みの創造」という言葉に表れているのですね。ビジョンやバリューを策定した背景にある想いを聞かせてください。

自社の成功だけを求める“独り勝ち志向”の時代はもう終わりだと思うんです。人口が減少し、少子高齢化が進む日本において、業界内で価格競争をしても誰もハッピーになりませんよね。

これからは、マーケット全体、ひいては社会全体を見る力が問われる時代。ですから、私たちは今後、大企業・ベンチャー・生産者など日本中の様々なプレーヤーと手を組みながら「市場そのものを広げていくこと」を目指したいと考えています。

「みんなでハッピーになれる仕組みをつくろう」という考え方は創業時からずっと持っていますね。そうすれば、ご協力いただける企業や自治体、生産者が自然に増え、最終的には必ず自社に利益がもたらされますから。「三方よし」は決して理想論ではないんです。

事業展開の鍵は「地域活性化」と「海外進出」

——今後の展望を聞かせてください。

まずは、地域活性化に力を入れていきたいですね。具体的には、自治体向けの事業として展開している『みやげっと』『region PAY』の仕組みをさらに広げていきたいと考えています。

『みやげっと』は、旅先で見つけたお土産をスマホひとつで簡単に贈れるサービスです。

受取人が住所や配達時間を記入するオンラインカタログの利点を活かしており、相手の住所がわからなくても贈答が可能。ご当地限定のお土産が豊富に取り揃えられたカタログ自体を送ることもできるため、受け取る人の「選ぶ喜び」も広がります。

今は「お土産なら『みやげっと』」と言われるような存在になることを目指し、自治体との連携を加速させているところです。

地域通貨プラットフォームアプリの『region PAY』に関しては、地域クーポンの利用だけにとどまらず、地域同士の支え合いが起きるようなプラットフォームにしていきたいと考えています。

たとえば、とあるローカル企業のノベルティを“モノ”ではなく、“地域通貨”にしたとしましょう。

通貨を受け取った人はregion PAYを使って、その地域の飲食店でごはんを食べたり、商業施設で買い物をしたりできるので嬉しいですよね。そして、利益は地域自体に還元されるので、その地域の発展にもつながる。

今後は、特定の企業だけが利益を上げるのではなく、地域全体に恩恵が行き渡るような仕組みづくりをしていきたいです。

——ますます事業領域が広がっていきますね!

国内のみならず、世界でのプレゼンスを高めることも目指しています。

まずインバウンドにおいては、事業パートナーを世界に広げ、ギフトパッドのプラットフォームを使った訪日外国人観光客向けサービスの展開を考えています。

たとえば、日本で見つけた食材や雑貨を、その場ですぐにスマホひとつで自国の友人に送れるようなサービスができれば、重いものを持ち帰る面倒や送付手続きの不便さが解消できますよね。

さらに「日本の企業同士が連携し、ギフトパッドのプラットフォームを介して各国に商品を届ける」という世界進出のフローも、今後に向けて検討中です。

当社とつながりのある全国の生産者さんから、日本の“いいもの”を世界に届ける。その扉を開き、将来的には一般貿易レベルの大きなロットを動かしていきたいです。

私たちはこれからも「贈る」を軸にしたITプラットフォームで、まだ誰も想像していないような新しい価値を創り続けていきます。


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