見出し画像

IPO準備にFCRP整備、M&A先との連結決算…アグレッシブなスタンスが試される!ギフトモールの経理財務の仕事とは

こんにちは。株式会社ギフトモール採用広報担当です。
公式noteでは株式会社ギフトモールで働く人々や事業、文化にまつわる様々なコンテンツを配信しています。私たちのことをより深く知っていただくため、当社で働く社員がどのようなバックグラウンドを持ち、何をモチベーションに仕事をしているのか、社員に行ったインタビュー内容をお届けします。
今回はGiftmallの経理財務部 部長、安立仁のインタビューをご紹介します。

上場準備を進めているギフトモールにとって、強固な経営基盤の構築は最重要テーマの1つです。それを支える管理部門には、プロフェッショナルで個性豊かなメンバーが集まっています。
 
今回は、LUCHE GROUPで経理財務部門の責任者を務める安立(あんりゅう)を直撃。27歳までフリーターだったという安立はどんなキャリアを経て、ギフトモールへと至ったのでしょうか。また、管理部門スタッフの目に、ギフトモールの未来はどう映っているのでしょうか。ギフトモールならではの経理財務の仕事の魅力や、職場環境についても聞きました。


安立 仁 
経理財務部 部長

非上場企業の経理を経て、上場企業の経理・財務・経営企画を経験。ベンチャー企業に転職し、経理および経営企画マネージャーとしてIPO準備、中期経営計画の策定、資金調達に従事。2021年ギフトモールに入社。LUCHE GROUPの経理財務部門を担当。福井県在住。


フリーターから経理・財務のプロへ。きっかけはハローワークの職業訓練だった

−安立さんはLUCHE GROUPの経理財務部門を担当していますが、ここに至るまでどんなキャリアを歩んできたのでしょう?

27歳までフリーターをしていまして(笑)。そろそろちゃんと働こうとハローワークに行ったのですが、全く受からず…。パソコンもできなかったので、職業訓練を勧められました。パソコンの基本的な使い方を学ぶ講座を受講したところ、たまたま日商簿記がセットでついていて。
 
学び始めたらなかなか面白くて、講師の先生に色々と質問をしたんですよね。そうしたら、「経理に向いていると思うから、経理の仕事をやってみるといいよ」と言われて。
 
これまで何社も不採用だったので、「向いている」と言ってもらえたことがすごく嬉しくて。でも現実問題として27歳のフリーターが経理で入社するのは難しく、地元の福井で、医薬品の卸をしている中小企業に営業事務として入社しました。経理に異動したいと言い続け、4年目に念願叶って異動。31歳、遅めの経理デビューです(笑)。

−そこで経理の基礎を身につけたんですね。

そうです。前任が引退に伴い引き継ぎ先を探していたこともあり、経理業務を一から教えてもらいました。2年目からは企画や人事も含めた、管理部門の組織長も任せてもらって。組織長として3年目にグループ会社と管理部門が統合されることになりました。いつかは上場企業の経理を経験したかったので、今だ!と転職しました。
 
そこから電池の部材を作っている上場企業に転職し、経理として3年、経営企画との兼務で2年を過ごしました。

−上場企業の経理は、非上場企業とは違いましたか?

随分違うものだな、と思いました。ガバナンスの体制が整っていて、意思決定のプロセスが明確で、FCRPと言われる決算・財務報告に係る業務プロセスもしっかり整備されていて驚きました。
 
途中から、ある上場企業の子会社になったんです。親会社からの出向メンバーとともに経営企画部門を兼務し、利益体質になるための業務改善プロジェクトにも携わりました。設備投資を必要とする業態だったので、パフォーマンスを変えずにどこまでコストを抑えられるか。時間をかけて現場とのやりとりを繰り返したりと、とても勉強になりました。
 
その後、仕事で関わりのあった公認会計士さんから声をかけられて、IPO準備会社に転職しました。非上場企業、整備された上場企業を経験し、次はベンチャー企業でIPOに携わりたいと漠然と思っていたんです。そもそも福井県でIPOをした会社を調べると、前回が10年前(笑)。なかなかないチャンスだと思って、転職を決めました。

−上場に至ったのですか?

2年間準備をしたのですがコロナ禍によってビジネスの風向きが変わり、上場を断念しました。

社長もこれを機に、管理部門をミニマムにしたいということで、中期計画を策定し、資金調達までを終えて退職しました。次の転職先を探す中で、転職エージェントから紹介されたのがギフトモールでした。

売り上げの背景にユーザー様の幸せな姿を想像できた、ギフトモールとの出会い

−ギフトモールにはどんな期待で転職したのでしょう?

最初にサービス内容を見て、ユーザー様の喜ぶ顔が目に浮かびました。売上が伸びている背景に、誰かの幸せな姿を想像することができる。会社のパーパスを確認すると「Make More Smiles」と書かれていて。まさにその通りだなと思いました。
 
ギフトモールの前に働いていたIPO準備会社も、ECサービスを展開していました。そこで感じたのは体験価値の大切さです。物余りの時代、ただモノを売るだけのECはあっという間に価格競争に呑み込まれてしまいます。だから、体験が大事なんですよね。
 
ギフトモールは名入れ商品やAnnyお祝い体験など、ここでしかできない体験を提供しています。エージェントから、上場準備中で上場の確度がかなり高いことを聞いて納得しました。
 
ギフトモールにかなり惹かれ始めていたところ、CFOの小川さんと、当時の経理財務部長で後に私の上司となる嶋岡さんが福井に来るとエージェントから連絡がきました。倉庫の棚卸しでちょうど二人揃って福井に来ると。
 
これはいいタイミングだと、すぐに連絡しました。実際に会ってお話ししたところ、とても楽しくて心地良く、また、これまでの経験で貢献できると思えたので入社を決めました。

滞りなく、誤謬・不正のおきない決算報告体制の構築を目指して

−入社から2年半ほど経過していますが、入社後はどんな仕事を?

前職と同じく、FCRP(決算・財務報告に係る業務プロセス)の整備を行ってきました。入社後すぐに手をつけたのが、主要プロセスの見直しです。
 
当時のギフトモールは、月次決算を組んで月次推移を見ると原価率が結構動いていた。要は、仕入計上プロセスや売上計上プロセス、在庫計上プロセスなど、各プロセスに少し問題があったんですよね。
 
例えば、在庫の数字は倉庫様からいただいているのですが、その妥当性の検証までは手が回っていなかった。まずはプロセスを整備し、決算数値を安定させようと主要プロセスの見直しからスタートしました。
 
妥当性のある数値が集計できるようになり、月次決算が安定してからは決算・財務報告のプロセス改善を行いました。株式上場すると、投資家の皆様に決算数値を期日を守って、正しく報告する義務があります。

ただ、ベンチャー企業によくあるのですが、各決算プロセスに担当者が一人しかいないと、その人に何かあった時に数値が集計できません。また、チェッカーがいないことによる誤謬や不正のリスクもあります。
 
滞りなく、誤謬・不正のリスクなく決算数値を出せるように、プロセスを洗い出しました。結果、ギフトモールの場合は月次決算だと約60プロセス、四半期決算だと約70プロセスに集約できることがわかりました。
 
そこでプロセスごとにマニュアルを作って標準化を図りました。マニュアル作成者が次の担当者に引き継ぎをし、引き継ぎ先を主担当に、マニュアル作成者にはチェッカーに回ってもらいました。これによって、どちらかに何かあっても決算が止まらなくなるのはもちろん、ダブルチェックで誤謬、不正のリスクを回避することができます。

−安定した決算報告は、膨大な労力の上に成り立っているのですね。

本当にそうなんです。自分一人では到底できない仕事を、経理メンバーを含めた関係者の協力を得ながら1年半かけてやりきり、私としても想い出深い仕事になりました。

−事業を深く理解していないと、決算プロセスの整備はとてもできないですよね。

そう思います。経理というと、数字を正しく集計するイメージがあるかもしれませんが、決して数字遊びではありません。
 
何をもって「正しさ」を担保するのか。事業部では何が行われているのか。定性情報と定量情報を紐づけて、妥当性を判断することが大切だと思っています。 

IPOにPMI…。次々と大きなチャレンジができる、経営資源に恵まれた環境

−職場環境についても聞かせてください。ギフトモールはどんな社風の会社ですか?

とにかく、色々な人がいる会社です。特に私は福井在住で、これまでも福井の会社にいたので、その多様性から日々刺激を受けています。同じ場所に出社し、顔を合わせているとどうしても考えが似通ってくると思うんです。でもギフトモールの社員は住んでいる場所もバラバラ、バックグラウンドもバラバラなので絶対に似通わない。
 
それでいて、調和が取れないわけではない。一人ひとりが違うバックグラウンドを持ちながら、高いオーナーシップで誠実に業務に取り組んでいます。
 
また評価基準が明確で、学歴・職歴を問わず、本人次第で大きな仕事を任せてもらえる点もギフトモールの特徴の一つだと思います。元フリーターの私が経理財務部門を任せてもらっているので、間違いありません(笑)。

−管理部門の視点で、経営陣の魅力についても聞かせてください。

藤田さん川崎さんも、小川さんもスケール感とスピード感がすごいんです。IPOはゴールではなく通過点と捉えていますし、IPOをした後も新しいチャレンジをしていく、というメッセージが私にも十分に伝わってきています。
 
会社が上場すると、経理のメイン業務はどうしてもルーティーンワークになりますよね。でもギフトモールはM&Aにも積極的なので、経理視点でもPMI(経理財務業務の統合)など次々と新しいチャレンジができる。常に大きな目標に向かってチャレンジしたい人にとってはとても魅力的な環境だと思います。

−M&Aして連結子会社になると、また一からFCRPが始まるわけですね。

そうです。多くの方がイメージする経理とはだいぶ違いますよね。
 
このスケール感で仕事ができるのは、資金調達力があり、M&Aができるボードメンバーが揃っているからこそだと思います。

−最後に、どんな方と一緒に働きたいですか?

誠実で向上心があって、明確に成し遂げたいことがある方には、とてもフィットする環境だと思います。
 
不正と隣り合わせの経理財務部門だからこそ、誠実さは欠かせません。もちろん不正が起こらない体制の構築は大切ですが、ベースとして欠かせないのは一人一人の誠実さです。
 
また、向上心があれば、次々と舞い込む新しい仕事に自ら手を挙げて挑戦することができます。上場企業レベルの経理業務を経験するだけでなく、IPOやPMIなど大きなプロジェクトがたくさんある。誠実で意欲的な方と一緒に働けたら嬉しいです。


《ギフトモールでは一緒に働く仲間を募集しています!!》
https://open.talentio.com/r/1/c/careers.giftmall/homes/3958

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?