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考え・悟り

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閃いたことや、悟ったこと
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2019年7月の記事一覧

「しつこい」力、逆境指数

 「また練習に付き合わされたのよ」  妹が中学生だった頃、よく放課後にこう愚痴をこぼしていた。  「また?」  「そう。例の子。   自分で書いた曲だかなんだか知らないけど、いちいち私に弾かせるの」  妹が言う「例の子」というのは、クラスメイトの一人だ。  女の子で、音楽が大好きらしく、よく自分で作曲をしているらしい。  そしてピアノが出来る妹にお願いして弾いてもらい、曲の効果をチェックしているのだとか。  「毎回すごく時間がかかるの。彼女が満足するまで曲

心と「ジャストサイズ」である成長を目指そう

「もっと良くなりたい」。  これは全ての発展において、欠けてはならない大事な気持ちだ。  その気持ちが原動力となって、人が成長し、社会が進歩し、文明も発達出来た。  時代の流れに取り残されない為にも、向上心は不可欠である。  だから、どんな時でも「このままでいいや」と満足せず、上を目指すべきだと、私は思っている。  けど、これを行うにあたって、忘れてはならないことがある。 心の器を大きく強く磨いていくことだ。  大きな夢をえがいては、 「今す

遊び仲間は「作る」もの、友達は「出来る」もの

 こだわりが強過ぎるとよく言われるが、私の中で、 「遊び仲間」と「友達」は 別存在なのだ。  一緒に遊べるぐらいなら、もう友達で良いのではないかと周りは言うが、この両者には根本的な違いがある。 遊び仲間は「作る」ものだが、 友達は「出来る」ものなのだ。  遊び仲間でいる為には、多くの条件が必要だ。  相手と趣味を合わせなければならない。  話で盛り上がれるよう、流行りのトレンドも仕入れておかなければならない。  お互いに気分を損なわないよう、不快があっても

怒られるうちが花

 粗探しのように生徒の不足に目を付けては、叱りつける。  どこの大学院にも、必ずといって良いほど、こんな教授は一人ぐらいはいただろう。  私が通っていた大学院にも、そんな厳しさで有名な教授が一人いた。  その教授はブログを運営していたが、研究課題関連の記事だけでなく、何か院生に対する不満や、「いまどきの若者のけしからん」ところをもつらつらと記事の中で述べていた。  耳が痛くなるような内容が多く、出来ればその方のブログは読みたくないものだったが、何故か全院生には当教授の