断捨離中 50年くらい前の詞(2)

還暦過ぎのオヤジが、断捨離中に見つけた。
自身の青春期のあまっちょろく、幼すぎる、殴り書きの詞…
ここに遺して、葬り去りましょう。

ふりだした雨に

空が曇りだして ほら また 淋しくなってくる
雨がふりだして ほら わたし 悲しくなってくる

とどかぬ想いを 文字につづり
紙飛行機にして 飛ばします
この雨の中であなたは何をしているのでしょう
水玉模様の傘の中で 誰かさんと二人でしょうか

胸つまる想いを 曲に合わせて
心をこめて 歌います
この雨の音でかき消されそうなわたしの歌です
温かいあなたの腕の中でつつんで聞いてください


空が晴れてきて さあ わたし 飛びましょう
虹がかかってきて さあ わたし 駆けましょう

わたしの涙を ハンカチで拭き
笑顔を浮かべて 捨てましょう
この空の下であなたを愛しつづけましょう
あなたから遠いところであなたを見守りましょう

淋しかった心が 野原に寝そべると
草の香りに つつまれます
この空の下であなたと二人でいられるならば
あなたに見つめられて幸せでしょう


ふりだした雨に あなたを想い
晴れてきた空に あなたを想う
このわたしの中であなたへの思いがつのるのです
あなたは知らなくても わたしは愛し続けましょう

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