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現代社会で甦った日本語「気霜」について

「気霜」とは、吐く息が冷たい外気にふれて白くみえるもの。(学研国語大辞典) 志賀直哉の長編小説『暗夜行路』にはこう書かれている。 「牛は垂れた首を大きく左右に振りながら鼻から出る太い気霜を道へ撒き撒き通り過ぎた。」(後編 三 十四より) 文中には「きじも」とふりがなが振ってある。 しかし、文献によっては「きしも」とも、「きそう」とも書かれている。 あまりにおかしな読みでなければなんでも良いだろう。 この言葉は、広辞苑やネット版辞書であるコトバンクには記載されていない。(

    • 青年と定義される年齢なのに、脳の老化が既に始まっている気がする話

      僕は今18歳です。 18歳と8ヶ月と6日。 タイトルに年齢について触れているので冒頭で実年齢をこと細かに記載しました。 今の時期だと、高校を卒業して進学するなり、就職するなり、来年の受験へ向けて勉強に取り組んだりするような年齢です。 まあ、諸事情により高校は卒業していませんが…… まあそれは置いといて、次に、何故脳の老化を自覚したのかについて触れていきましょう。 僕は、なにかを創作することに強く憧れを抱いています。 作曲家、漫画家、小説家……だいぶ離れますが、100円シ

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