見出し画像

「冗長性」と「負荷」という視点からFRI,VSI,PSIを考える

常に追い続けているのは「ギフテッドの知能とは」それを明確にしていくこと。一つの試みとしてウィスクと二重過程理論をあれやこれや。

 主要指標間の差を眺めながら,言語理解>ワーキングメモリー,流動性推理>ワーキングメモリーの二つが,IQレベルが下がるにつれて逆転する。この言い方が妥当かどうかはさておき。
 これはワーキングメモリーの負荷量・・・処理容量・・・ワークスペース。どの言葉が妥当か。思考を巡らすことのできる容量とでも。
 他の主要指標間の差の振る舞いを眺めてみた。IQの高低によって様相が異なる中で注目したのは以下の3点。
視空間処理<流動性推理
視空間処理>処理速度
流動性推理>処理速度
言語性動作性の二分法で言えば,動作性,目からの情報。
この3つの指標をどのように考えたらいいのか。
キーワードは「冗長性」・・・いかに検査に負荷がかかっているか。負荷が高い検査ほどFSIQ120以上の群高得点に,一方負荷が少い検査であれば低IQ群でも処理が可能になるのでは・・・そんな妄究が。
そして,さらなる妄究が
「冗長性」と「負荷」という視点から
【処理速度<視空間処理<流動性推理】という図式が成り立つのではと。
 二重過程理論の中に処理速度を当てはめると「システム1」なのかと・・・システム2の関与は少ないと言えるが。そう簡単に振り分けられるものではない。認知的抑制が求められる。
 ただ,3つの主要指標から「冗長性」から高まるにつれて,システム1からシステム2への関与が増大するということは言えるかも知れない。
当然,流動性推理がシステム2に大きく依存すると。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?