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言葉の意味②「観察」

こんにちは現象です。
今回は、「観察」について解説していきます。

 観察というのは、ただ対象を観るだけではないのです。「対象の本質を知るために観る」というのが観察なのです。

これは元々仏教から来ている言葉なので、哲学的な使われ方をしていた言葉です。

そしてそこから科学の分野にも派生し、「対象を比較して注意深く観ること」という意味が定着したのだと現代の使い方に対して私は考えます。

------------余談------------


せっかくなので、「観る」と「察する」の意味も解説しようと思います。

「観る」

「観る」はただ見るのではありません。
対象に意識を集中させて見る」というのが「観る」です。
「見る」とほぼ同義ですが、神経を使って見る時には「観る」にすると格好良いですね。

「察する」

こちらは皆様もご存知かと思われますが、

➀「事情や状況をおしはかって知る」
    「推察する」
という意味を持ちます。基本的にはこの意味で使われると思いますが、実はもう1つ意味を持ちます。
なんともう1つは

「深く調べる」

です。
こちらは知らなかった方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

使い方の例としては、

「市場動向を察する」「患者の容態を察する」

などがありますが、あまり使われることは無いかもしれません。

しかし、こうした意味を1つ1つ知った上で使うというのは非常に日本人らしい格好良さがあると私は思います。

ではでは(^^)/

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