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書く習慣 1ヶ月チャレンジ 29日目 自分にとっての幸せはどんな状態か

幸せは
もっと高くて
もっと遠いところにあって
キラキラしてると思っていた
いつからか胸の中で
幸せ探しの鐘が鳴って探し始めた

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の塵におなじ。

平家物語 の冒頭文
今でも私の心に残っている

盛者になりたかった
猛き者になりたかった
栄華を極めたかった
キラキラしたものを手に入れたかった

幸せ探しの終わりの鐘が鳴った

盛者になれなかった
猛き者になれなかった
栄華を極めれなかった
キラキラしたものも手に入らなかった

疲れた
立ち止まった
座り込んでついた手に
何かをつかんだ
手にしたものは幸せだった

偶然だったのか必然だったのかわからない
わかったことは
私の幸せは高いところにも遠いところにもなく
キラキラしたものでもなかった
それが私の幸せである

まだやり遂げてないこともある
欲しいものもたくさんある
でも今が幸せと思える
人と比べる事もなく
人を羨む事もなく
人を妬む事もなく
今がいいと思える心の状態が続くことが幸せである

風の前の塵かもしれない
諸行無常の響きがないことを願って




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