旅の記録#10 ねぶた祭り1
奇跡的な出会い
函館から青森へ行くフェリーの中では、ねぶた祭りが見られたら良いなと漠然と考えていた。きっと混雑するだろうから、近くのキャンプ場からバスか何かで行くことになるかな、などと思いめぐらせながら青森フェリーターミナルに到着した。Googleマップを見ると、すぐ近くに青森ねぶたサマーキャンプ場というものがある。表示は休業中だ。その他のキャンプは10kmくらいでかなり遠いので、見るだけでもと行ってみた。
新田浄化センターという青森市の施設の敷地にバイク数台が止まって、ライダーが集まって話している。ここのキャンプ場はどういう場所ですか?と聞くと、「ねぶた祭りに出たい人が有志で集まって、市が貸してくれた場所でキャンプするんだよ。」「衣装があれば誰でも参加できるから、参加したら?」と教えて来れました。
単純にねぶた祭りが見たいと思っていたのに、参加?でもこれは奇跡的な出会いだと感じ、キャンプすることに決めました。
衣装の準備
衣装はどこで売っているか聞いてみると、この辺りのスーパーやホームセンターで扱っているという。祭りの衣装がそのような所で売っているイメージがないのでピンとこないが行ってみた。
ドンキホーテに入ると出入り口のすぐ近くにお祭り用品コーナーがあった。必要な物が単品から一揃いのセットまで柔軟に対応できるようになっている。これさえあれば大丈夫そうだと、セットを購入した。ちなみにこの写真のお祭り用品コーナーは他の用事で行った、スーパーやホームセンターにもあった。
キャンプ場での生活
ねぶた祭りは夜なので、それまでは観光に行ったり、キャンプ飯を作ったり、くつろいだりと各々自由に過ごすことになる。そして、夕方近くになると、ソワソワと衣装の準備を始める。着付けを教えあったり、襷を縛ってあげたりして最後に鈴を安全ピンで取り付けて完成だ。ミーティングの集合場所にはシャラシャラと鈴の音が響く。
着付け後、参加者全員が集合するミーティングでねぶた期間通しての注意事項とその他お知らせをして、まとまって会場近くまでパレード状態で移動する。
跳人ライダーの壮観なパレード
ねぶた会場に行くため、並んだライダーが一斉にベイブリッジを超えて行くのは他では体験できないイベントだ。圧巻だが、交通ルール遵守に速度は抑えめでみんな安全第一を徹底している。
次の記事に続きます。
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