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F iとFeの違い

心理機能F iとFeは、どう違うのか🤔
感情の方向の違いや認識についてまとめてみました。



F i(内向的感情)

内向的感情wikiより

F iは魂、本心と私は考えていて、深い自分の感情と相手の感情を尊重するように働きます。

F iが考える他者は横に並ぶ、私とあなた。
私も大切、あなたも大切。
私の好きなもの、あなたの好きなもの。
そこに否定もなく、ただお互いそれぞれに大切にするものがあるという世界観。

自分の本心に忠実で嘘を嫌う人が当てはまる。

この「嘘を嫌う」には2つ意味があって、Fiは自分の嘘を嫌い、Feは他人の嘘を嫌う。

この違いは、Fiは、より自分の内側の感情に向いていて、Feは外側の感情に向いている事を示す。
F iは自分に対して、Feは他者に対して。
もちろんFiも他人の嘘を嫌うけど、まず自分の魂に磨きをかけていこうとする。

本心と誠実さを研ぎ澄ましていく人
で、自分の好き、好奇心に忠実、そして他者の好きなもの、感情や人生にまつわるエピソード、を尊重し自由を愛する。

よく勘違いされるのはFiが自分勝手だという偏見。
彼らはマイペースではあるけれど、己の好きに忠実でそれを崩さずに生きる。
感情を研ぎ澄ますため「我欲」は少なく、あるのは好奇心と自然を愛する心。

我欲にまみれた人は自己中心的で、自分の心の理解ができていないから精神に負債が多い。


Fiだからって自分勝手ではないし、他者を自己都合で批判したり、自己愛が強いという意味はない。
診断は確かに「自己中、自分のこだわり」に傾くとFiが出やすいとは思う。
診断はあまりあてにならない。
短絡的にそれを正しいと思い込んでいるんじゃないかな。


F i(INFPとISFP)の精神


F iは本心に忠実だとお話した。
彼らを例えるなら蝶を追いかける子どものようなピュアな精神を持つ。
集団に馴染めず、マイペースかもしれないけれど、何を言われようが自分らしくあろうとする。
自分を嘘偽りの何か、他人からの評価や勲章で飾りつけたくない、本物の心だけを知りたい。


INFPの友達の話、
「世界って面白いな〜」と思いながら空をぷかぷか飛んでいて、あの人はこんな人生、この人はこんな心情なんだな。色々な人がいるなと考える。
星を集めるように好きなものを沢山見つけて、食わず嫌いで可能性をつぶしたくない。
人間の感情背景や生き様、文学的興味、ストーリーの繋がりを知る事が楽しいらしい。
映画を見ても、それにまつわる神話やサブストーリー的な抽象背景の繋がりに想像や連想が向かう。見えない関係性へと興味が膨らむのはNeの連携だなと感じる。


INFPだなと思う2人の俳優さん。
やはり役もINFPが多い。

感情に基づいた信念、マイペースとユーモアがある。ソシオニクス違いで雰囲気は随分変わるけれど、他者の尊重姿勢、共感的態度から価値観の骨格は同じだなと考える。

INFPな2人の俳優
ティモシー・シャラメ(EIIかIEI)、シアーシャ・ローナン(ESI)


ISFPは、頑張って山に登り、頂上から景色を眺めて「あー私!生きてるんだ。世の中の人も‥生きてるんだ✨」って感動してた。
自然の匂い、空気との一体感が感情と繋がり合う。
自転車に乗って風を感じたり、アイデアが湧いてきたり、ピアノを弾いたり、ゲームをしたり、料理や絵を描いたり、出かける事も好きでINFPのように、物事の抽象背景に想像を膨らませるより、手足を使い具体的に美や感性を楽しむ姿は、Seとの連携かなと思う。

映画「テラビシアにかける橋」の主人公の男の子はISFPかなと思うけど、彼は自分の感情を押し付けず、家族にも控えめで臆病なところがあるが、友達の影響を受けて自分の世界観を作り、自分らしく成長していく話。

F iの心や葛藤がよくわかる作品だなと個人的に思う。

F iは損得や目先の利益で悪事に流されることは少ないと思う。誠実で、自分自身に正直で自由でありたい。


F iに限らず、文章でその人らしさはよくわかる。
他の人のnoteやブログを読んで
「この人は具体的にイメージを繋げてる」「抽象度が高くて、広がってる」「緻密な論理で繋げてて矛盾がないな」「感情的で繊細だな」「きっちりした定義で押さえてるな」など、文字の羅列を眺めるだけで、ある程度心理機能とその人が大切にしてる背景が見えてくる。


ISFPの特徴は、文章から具体的な風景がダイレクトに伝わってくる。
描写が細かいからこちらが想像しなくても、同じ世界観が伝わる。
抽象度が高いと解釈が人によって分かれるが、具体的で詳細に書く事で同じ世界を他者に共有しやすい利点がある。
私もできるだけ例え話や比喩で伝えるようにしてるけど‥日々、上手く伝わっているかよく分からない。
なかなか難しい。


Si-Neの描く文章の景色は1枚の絵のような静的だけど、Fi-Seの景色は動的で時間が流れているように思う。
これは③Niの影響かとも考えてる。

風、気持ち、感じる、匂い、手、走る、続く‥など五感からパターン化されたイメージは動きと五感の心地良さが伝わるものが多い(Fi-Se-Ni-Te)

あいみょん 愛を知るまでは


ISFPのアーティストは多いが、彼らの歌詞は感情はストレートだけど、寄せては返す波のような感情表現も特徴的。
気持ちを伝えたい、でもどこか諦め?遠慮も入り混じってて、それも含めて全部私の気持ちなんだよ〜🎶を込めている。
控えめと情熱が混在するメッセージ性。
Fi「好き‥でもやっぱり‥😓」
いったいどっちなんだよw みたいなややこしさがある。

③Niが寄せては返す感情の時間的な流れを作ってるんだろうか。
こういうのを考えるのは面白い。

僕は君の事が好きだけど君は僕を別に好きじゃないみたい

back number

同じFi主でも、②Neと③Niとの連携の仕方で随分変わるね。
INFPとISFPは表面的に似てるけれど、内面においては別ものだ。 
信念と可能性を感じるINFPと風と自由を感じるISFPということかな✨




Fe(外向的感情)

外向的感情wiki


Feは外面の感情だと私は考えている。
外面なので意識は最初から自然に他者へ向かう。
最も謙虚な姿勢を持ちながら、最も本心の部分での主張が強い。
影なる野心家だと私が感じるのは、本心と建前を使い分ける事に長けるから。
Fe主機能は感情操作が特徴的で、これが協力な武器になる。
Feはあまりに自然過ぎて、自分の感情(Fi 本心)を無視してしまい、集団の感情に良い作用を起こすように、調整したり盛り上げたり楽しませポジティブに働きかけることを優先する。

Feのwikiの中に「役割」とあるが、ある時は友達と一緒に笑い、ある時は誰かのためにピエロを演じ、ある時は悲しみに寄り添い、ある時は誰かを思って叱る。
自分自身ではなくて、他者に向けたいろんな顔を持ち合わせる事(ペルソナ)で、誰に対しても、ちょうど良い素敵な役割を感情的に担い、全体の利益に繋げようとする。

Feは問題解決

Feは外側の感情に対して、問題解決をはかろうとするので、PではなくJになる。


F iは個々の心情を理解しようと努めるが、Feは問題解決に働くので、相手の心情を直観的に「わかったつもり」になりやすい。
要はじっくり心情を理解するより、早く感情状態を解決したい。

「こう言えば笑ってくれる」「こうすれば喜んでもらえる」の感情経験値を、積み重ねており、心地良い環境や自分の理想の調和を問題解決の目的にしているため、相手が「なぜ悲しんでいるのか」についての事実背景や、悲しみの心情について深く掘り下げる事を省略してしまう。

下の図で、F iとFeの感情の部分を表してみた。

F iは自分の本心から外側に向かう。
心をストレートに表現し、抵抗があると引っ込めたり出したりカタツムリ🐌のように様子を伺う。
まわりの評価は、さほど気にしていないが認めてもらえれば嬉しいなと思う。
自分自身でありたい事を1番に願う。

Feは本心Fiよりも、集団やまわりの感情に向かう。まわりから見て自分がどう評価されるか、どうあるべきか態度や役割を外側の感情に合わせて変化させる。
まわりの評価をとても気にするため傷つきやすく、影響されやすい。
他者が望んでくれ頼ってもらえる自分でありたいと願うため、役に立ちたい、力になりたいと考える。

F iとFeの思考起点
Feは自分の本心が見えにくい


感情のキャッチボール


Feは他者とのコミュニケーションのためにある。

キャッチボールのように、感情ボールを投げて、向こうから返してくれる事を期待するし、最初から返ってくるものだと見越して投げるので、気持ちや感謝が返ってこないと不満が募るんじゃないかな。

見返りを知らず知らずに期待しているが、この自覚があるFe主は少ないかと思う。
自然に他者の事を考えてしまうから本心に中々気付かない。
だから我慢が募るし、他者に合わせすぎると犠牲的でボロボロになる。
劣等感に苦しみ、不平不満が募るのは、ボールを勝手に投げといて相手に期待してるからなんだ。
集団意識に囚われるSFJは承認欲求ループに入ってしまう。

反対に、F iの感情のボールは一方通行。
投げたいから相手に投げる。受け取ってくれれば嬉しいな。そんな投げ方。
F iの投げるボールはとても控えめで、相手を批判する事は滅多にない。
だけど、彼らのポリシーを踏み躙られたと思う時は頑固になり塞いでしまうだろう。
自分勝手で自分本位な批判をするFiを見たことはない。
F iは「誰かを自分の思い通りにしたい」とは考えない‥というか考えられない。


FeとFiが感情のキャッチボールをすれば、
Feの投げたボールをFiは「ありがとう✨」とそのまま好意を受け取るだろう。
しかし、しばらく待ってもFiからのボールは返ってこない。
Fe「あれ?返ってこない‥😓」

ここでFeとFiの勘違いが起こる。

F iは「投げられたら必然的に返す」ことは計算せず、自分の感情に従って「渡す」。
だから、Feが好意や善意のボールを連続して投げると抵抗やプレッシャーを感じてしまう。
自由を奪われる気持ちになる。

Feはボールが返ってこないから、Fiの事を「ちょっと気の利かない人だな」と受け取るかもしれない。
これはTeにもいえる事で、ギブ&テイクがFiは当たり前ではない。
これを理解しないと、
「自分はこれだけしたのに、アイツは俺に何をしてくれたんだ?」
「マイペースで仕事ができない人だ」
という不満に変わりやすい。

誕生日プレゼントをもらえば、相手の誕生日に何を返そうかと考えるけれど、Fiにとっては「もらったから返す」のは誠実とは思えず、形式的に感じるかもしれない。
SFJは記念日やイベントを大切にしそうだけど、どうだろう?

INFPはバレンタインの準備のように日程に気持ちを合わせるのは違和感があると話していて、これは私も同じ意見。
もらったから返す、特別な日だからではなくて、プレゼントしたい素直な気持ちや日々の感謝を大切にするかもしれないね🎁


ESFJ(Fe-Si-Ne-Ti)

優しさと道徳的価値観で他者への配慮を示す。
場の空気や雰囲気に気を使い、全体調和に努める。
注意や指導の形は規範や定義に基づいている。
(※Siは定義に基づいた知識を大事にし、規範や専門家、常識を疑う事は少ない)

他者感情Feの理由づけが②Si経験則→③Ne「もしかして〇〇ではないか」憶測から生じる事と、ネガティブに決めつけてしてしまう特徴がある。


👩(あの人イライラしてる‥?もしかして〇〇かな、私もそんな事があったし)

👩「良かったらこれ食べる?🍪🍬」
👤「ありがとう!甘いの欲しかったんだ🎶」
👩「何かあったの?」
会話を通して相談にのる。

👩(なんであんな言い方するんだろう‥私何か悪い事した?)

(嫌われたかな‥何が悪かったんだろう🌀😭)
↓悪い予感、憶測が憶測を呼ぶ‥

ただの勘違いだった😓ホッ


ESFJは集団感情や道徳的な秩序が乱れると
「みんなの気持ちを考えて」と平和的に穏便な形でちょうど良い感情状態を保とうと働く。
問題解決スタイルは、感情の安定化と調和。
平和主義、慈善活動的

「まぁまぁ、そんなに怒らなくても」
「気分が悪そうだけど‥大丈夫?」
「静かにして、みんなに迷惑だよ」
みんな一緒に学ぶ、平等の形を保とうとFeが働くため、集団を乱す人、仲違いする人には注意したり、警告する。

思い通りに進まないとイライラしてしまう
お節介と言われる事もあり凹みやすい
理想が高いため、他者に期待して‥期待を裏切られて‥を繰り返すため絶望感を味わいやすい

ENFJ(Fe-Ni-Se-Ti)

他者感情を洞察のために観察実験的に用いたり、理想の感情的方向性(意欲的な、感動的な)へ集団を促す。
集団と個人の感情の流れに意識が向く。
感情の背景を探るよりも、今の状態から元気づけ前向きになるようにポジティブに士気を高めていく。


ESFJはしっかり者感、正義感、優しさ、他者への気遣い、配慮などが前面に出ていて感情の変化や憤りが比較的わかりやすい。

ENFJは笑顔で謙虚さや面白さを前面に出す。
普段は感情は抑えて主張は控えめ。
時々、釘を刺すような事を笑顔で言うけれど、すかさずフォロー入れるのが上手いから誰も反論せず文句も言わない。
計画的な野心が隠されてるw


表面的な印象だけではよく分からない事も多い。



まとめ


F iは自分自身の感情、本心。自分の心情と相手の心情を深く考え尊重する。
Feは他者のための自分(感情表現)で本心はわかりにくい、もしくは隠す事を自然に選んでいる。
本心がわかりにくい=他者の心情もわかりにくい

つまり、ESFJは憶測Neや決めつけTiから判断しやすいので注意が必要。
ENFJは感情誘導の強引さが③Seで出やすいので、劣等Tiの影響で排他的権威的になる恐れがある。


Feは本音と建前を使い分ける術を最初から持ち合わせているといえるし、その事から他者評価に依存しているというのもよくわかる。

よくある営業トーク


善の形にも違いがある。

最初の方で「Fiは自分の嘘を嫌い、Feは他者の嘘を嫌う」ことを話したが、Feは自分の本心Fiを見過ごしているが、いつも自然に使う他者への配慮や建前が、本心から見れば配慮=嘘であることは自覚していない。

Feは自分の感情影響の恐れや保身からの防衛戦術だけど、その結果心情理解や背景を考慮することを省略してしまい、

相手に勝手に期待して、勝手に裏切られて傷つく負のサイクルに陥りやすい。


「他者は不誠実だ」
「みんな利己的だ」
「他者に裏切られた」

本心とのあべこべが自己犠牲や我慢を生じさせて、他者への悲しみや怒り、非難に変わりやすい。

F i「本心からの善」
Fe「他者のための善」

どちらも利他だが、Feは本心と建前、このあべこべに気付いていれば、本心を意識する事で罪悪感や劣等感、精神的な負担も少なくなってくるんじゃないかと考える。

他者の調和も大事だが、他者評価と自己犠牲的な本心とのバランス、自分の精神調和について健全状態をキープできれば良いなと思う。


以上、F iとFeについてでした♬

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