僕はパンケーキの上のバター
何もないのにとろけてしまう。
そう、君が素敵すぎるから、体が熱くなってバターは自ら熱を発してとろけてしまう。
バター自ら?
その通り。バターだって、熱くなる。
とろけて仕舞えばあとは簡単さ、君にまとわりついて、離れない。
バターの脂分はヌルヌルで、それはそれはまとわりつくだろう。
もう離れられない、離れられないんだ。
不思議だね、出会ってまだ3分ぐらいなのに、もう離れられないなんて。
奇跡みたいなものだと思う。
パンケーキはもちろん君さ。
僕を溶かしてしまうのは、もちろん僕自身も熱を発しているけれども、君だって、同じぐらい、いや僕よりも高い熱を発して僕を溶かしている。
同罪さ。
今は、何もかも忘れてぬるぬるになろう。
あとのことは、その時に考えよう。
ねえ、罪の味は美味だって、知ってた?
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