吉田栄作はジーンズで、木村拓哉はデニムか

連休の陽気が国民をレジャーへ誘う。
どこに行っても人が多いから、気をつけた方がいいと思うのだが、構うものか、とでかけていく。
別に、人が多くても、問題はない。
それ自体を楽しめばいいんだよ、と達観した仙人はいう。
それ自体楽しむだけなら、自宅でいいじゃない。ほら、昼から酒を飲めるというだけで、正直十分だよ。

吉田栄作はジーパンのことをジーンズという。
木村拓哉はデニムという。

もう少し、連休らしいことをしよう。
と思った僕は、久しく履いていなかったジーパンを履いてみる。
すると、何かトレンディな気分になった。
形が古いのだ。
昔々、みんながジーパンを履いていた頃、競うように買った汎用品だった。
もう今となっては逆にオシャレ、である。

早くも夏日である。
ジーパンの上は、半袖Tシャツで十分だ。
これも久しぶりにライブTシャツとする。

気分はフェス、音楽を流そう。
ハイボールはまだまだある。
燻製にしたナッツが香ばしい。
読めていなかった「フェルマーの最終定理」を開く。
キリンジの牡牛座ラプソディが流れ出した。

ようこそ、連休の最高到達点。