精神障がい者として働くわたし

わたしがまだ若かった頃、今から約20年前というのは、精神障がい者の就労というのは、多様とはほど遠かった。

メール便の配達などをして、数千円のお金を稼ぐ…そんな時代だった。

今では、A型作業所(最低賃金がもらえる)やB型作業所(時給100円など)や障がい者雇用など働き方は多様になってきたと言える。

2018年から、精神障がい者も法定雇用率の仲間入りをした。

わたしは現在、精神障がい(統合失調症)を抱えながら、障がい者雇用で、特別養護老人ホームで介護補助の仕事をしている。

仕事内容は、シーツ交換、食器洗い、清掃が主な仕事である。

今の職場の良いところは、過度に障がい者としてわたしを扱わない、しかしながら合理的配慮はしてくださるところだ。

わたしは、精神障がい者ではあるけれど、職場で利用者さんとある程度コミュニケーションが取れていると自負している。

楽しく働くことが出来ていると感じている。

わたしには、いつか、精神障がい者として働いてきたこと、働いていることを文章にして本が出せたらいいなという夢がある。

精神障がい者でも充分戦力になれる時代だと思うのだ。
わたし自身も施設長に戦力だと言っていただけたことがあった。

今後、もっと精神障がい者が働きやすい環境になりますように。



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