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夏空に旅立った、そらり


 ハムスターのそらりが7月5日、夏空に旅立ちました。2年と3カ月、喜びも悲しみも分かち合うように、いつも一緒だったね。

そらりは、いつも優しかった。
我慢強かった。
私たち家族を愛してくれた。
2年前の4月に我が家に来たそらり。
けれど、その年の夏に、ケージのドアの隙間に右後ろ足を挟んで骨折してしまった、そらり。全身麻酔の手術に、よく耐えてくれたね。

ケナフを敷いた椰子の実が、そらりのベッド

 動物病院の二度目の経過観察では、いつもは大人しいそらりが先生に向かって「キキーッ」って威嚇していたのが可笑しかった。
違うんだよ、そらり。
先生は死にかけていた、あなたを助けてくれた命の恩人なんだよ。
そらりは、麻酔のことを覚えているのかもね?
足を一本失くしても、三本の足で雲梯を楽しんでいた、そらりは頑張り屋さんだったねー。

三本の足しかなくても夢中で遊ぶ、そらり

それからも、いろんなことがあったね。
部屋んぽ(🏠の中での散歩)させていたら、洗面台と壁の隙間に入り込んで、出られなくなってしまった、そらり。
「どうしよう、どうしたらいいの?」と焦って泣きそうな私に、その日、病院から退院したばかりの娘の、るあが、洗面台の下の引き扉を開けて「ここだ、ママ、この下にそらりがいるよ!」と言った。
 でも、ガサゴソ音はするものの、そらりの姿はちっとも見えません。

「だから、ココにいるって」と、るあは洗面台の排水溝のすぐ下の床をベリベリと剥がしました。すると、そこから、そらりがスルスルと顔を出して出てきたのです!
私ひとりだったら、きっと諦めて助けられなかったでしょう。るあに、感謝です🥲

また、去年の暮れには寒さの影響で擬似冬眠で動けなくなって椰子の実の中から出られないそらりを、また、るあが助けてくれました。自分の手のひらで、そらりを温めてくれたるあは、その夜自分も具合が悪かったのに、優しい子ですね。

寒さで氷🧊のように冷たかった、そらり

 そらりは今年の6月までは元気だったのですが、7月1日から急に元気がなくなりました。
いつもは私が朝起きると、それに合わせるように起きて来たそらりが、起きなくなりました。
あんなに好きだった🥒や🥝も前足でイヤイヤをして、受け取ってくれません。
食べる気力が無くなったのでしょう。
それでも、レタスを渡したら、受け取って何とか食べてくれました。

少しでも栄養補給しようと頑張る、そらり

横たわっていることが多くなり、意識も朦朧としているようです。人間みたいに肩で息をしていたり。でも、どうすることも出来ません。

それでも、
そらりが最後にやりたいことって何かしら? 
って考えて、近くの森がある公園に連れて行くことにしました。いつも、部屋の中でのお散歩だったから、最後くらい自由にしてあげようと思い、森に放してあげました。
その嬉しそうな😃ったら。
家では、グッタリしていたのに、地面に放した途端、森の中を駆け回りました。
とはいえ、弱っているのでスピードはありません。野鳥などに狙われないよう木の陰から、そらりをそっと見守りました。

枯葉と擬態化している、そらり

しばらく森の中を探検させて、また🏠に連れて帰りました。そらりはその次の日の朝、静かに息を引き取りました。
苦しかったね、そらり。
ツラかったら泣いてもよかったのに、全然泣かなかったね。3本の足でも、ケージの天井で雲梯をして、楽しそうに遊んでいたそらり。
るあは入院中で、そらりにサヨナラが言えなかった。いっぱいそらりを助けてくれたのにね。
そらりがいなくなったこと、私はまだ、るあに伝えていません。

死にそうなのに、なんか楽しいかも、
こんなに広い場所を散歩するのは、初めて😊

夏空に旅立ったそらり。
私たちを愛してくれてありがとう。
病気や障害を抱えていても、こんなにも力強く生きられることを教えてくれた、そらり。
私たちにとって、そらりは天使でした。
どうぞ安らかに、そらり。
天国でも自由にお散歩してね!

天国でも、まだまだ冒険は続くよ!



#創作大賞2023
#オールカテゴリー部門
#ハムスター
#ジャンガリアン




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