「《Re: ローザス!》を踊る!」に参加した話
こんにちは!
いよいよ夏本番。
ゲリラ豪雨とじめっとした暑さの繰り返しの日々ですが、皆様いかがお過ごしですか?☀️
今日はダンスWSに参加した感想を書きたいと思います!
感動した2日間だったので、今の気持ちをnoteに書き記したいです😊
私が参加したのは、
愛知県美術館にて現在展示中の「アブソリュート・チェアーズ」に関連したダンスイベント「《Re: ローザス!》を踊る!」です。
概要の通り、今回のWSはダンス未経験でも誰でも参加できるものでした。
ちなみに、ダンス経験者向けの5日間にわたるWSも同時開催していたのですが、時間の都合上行けず、今回はこちらに参加しました。
参加した理由
インスタグラムの広告で、今回の展示会「アブソリュート・チェアーズ」が何回も目にしたので、Webサイトを見てみました。
サイトの下部に今回のWSの紹介があり、友達の影響でRosas(ダンスカンパニー)と池田扶美代さんを知っていたので、参加することにしました!しかも今回のWSは無料で、愛知での開催ということで即決!!
WSは2日間にわたって開催されました。
1日目は、A ,B,Cの3つのグループに分かれて、それぞれ振り付けを練習。
2日目に成果発表として、美術館の中やロビーなど公共の場での発表(フラッシュモブのような)。
振り付けは、6パターンのシンプルな動きを繰り返すもの。
音は、工場のベルトコンベアーの音、工事音みたい🛠️
動きはシンプルなんですが、やっているとゲシュタルト崩壊しそうな感じ。考えて動くと逆に分かんなくなりました😂
新鮮な気持ち
私にとって久しぶりのワークショップでした。
前は(バレエがち期)、オーディションや著名な先生の講習会などたくさん受けていましたが、この歳になって気持ち新たに踊ってる私にとってWSを受けることがすごく新鮮に感じられた。
昔に受けていたWSでは、毎回ピリッとした空気が漂っていて、緊張感のある場が多かった。(もちろんいい雰囲気のものもあったけど)
か、自分で気を引き締めて臨んでいたか😅←多分コッチ笑
今は、WSに参加するときも気楽!!こんなフレッシュな気持ちで受けるの、すごく気持ちがいい!!と感じました。
今回のWSで踊ったものは、すごくシンプルで、使うのはイスと私だけ。
動きと音が合うと、表現になってる。すごく不思議でした。
「ぐにゃぐにゃ動く」という私のコンテのイメージとは正反対の日常とリンクしているかのような雰囲気の作品。
1日目の最後に扶美代さんがお手本として踊ってださいました。
そこで生きているのが伝わってきて、どんな気持ちも表情も「表現」になるんだと実感させられた踊り。今でも心に残っている🪷
1日目の帰りの電車の中でRosasの動画を探してみました。
↓是非見てほしい!!!
これを見たら、また作品のイメージが変わって目から鱗🐠👀
イスと私だけでこんなにも表現できるのか!!!と
生きてて、官能さも感じられて、すごく面白い!!!呼吸すらも表現。
表現者のSeduceするような目つきだったり、怠惰だったり、いろんなものを感じました。
今まで、コンテの作品を見て、感動したことが数少ないのですが、これはとても感動しました。画面越しでも、伝わってくる。
頭で「これはどういう作品なのかな?」と考える隙間もなく、ドーンと私の感覚に入ってきた感じ、すごく新鮮でした。
そんなイメージを抱きつつ、迎えた2日目の成果発表。
少し練習してから、実際に踊る場所での場当たり、その後に本番。
何が始まるんだろう?とゾロソロ集まってきたお客さんと、映像化するためのたくさんの撮影カメラ。記者の方々。いろんな人が目の前にいました。
私はいつも舞台でメイクして衣装を着て踊るので、公共の場でやるのは新鮮。
特にカメラマンの方々は、頭に装着してヘッドセットで撮影位置を話し合いながら調整している姿がカッコよくて、なんだか私もテンションが上がった🥰
少しのハプニングもあったけれど、集中して踊り、終わると拍手がじわじわと聞こえるのが嬉しかった。
踊っている時は自分も刻まれるリズムの中に入った感覚がした!
私の中を突いてくるかのような音。
こんな感覚初めて!!!!!
昨日見たRosasの動画で、リズムの取り方や呼吸のインスピレーションを受けて、いろいろ変えてみるとさらに面白さが増す。
他のグループのを見たりする時間もあって、踊り手と観ている人(カメラも)のエネルギーが集まった、そんな時間でした👏
全てのポイントで踊り終わった後は、大ホールの舞台上で、5日間のWSを受けた方々の発表がありました。
ここで、まさかの大ホールの舞台上に上がれるとは思わず、大感動😭
小さい頃から見ていたステージの上に、こんな形であがることができるとは。
5階席まで見える大きな空間を体感できて、それだけで大満足!
そこで見た発表は鳥肌というか目が点になるような、鮮烈な体験でした。
始まる前からスイッチが入り、空気がかわり、みんなの目が変わっていた。
目から伝わるもの。
演劇をやってる人の目かな?とかエネルギーがビシビシ伝わってきて、ツタタタというリズムの中に私も入り込んで見入っていました。
そのリズムは鼓動を表してるようにも感じて、息をするのも忘れるような経験した。うむ、完全に見入っていた。
途中に歩くシーンもカッコよくて、「うおー😧」
最後に向かって、歯車が狂うかのような感覚になったり、心がたくさん揺れ動いた。
みんなのまっすぐな瞳が今でも私の脳裏に焼き付いている。
やっぱり、目は口ほどに物を言うんだとおもった。
そんな大感動でWSが締め括られました。
踊ることとはこうであってくれと想う
今回のWSに参加した方々は、年齢、出身地、普段していること、ダンス経験もバラバラ。だけど、ご縁があって集まったみんながそれぞれの気持ちと表現でこの作品を通して一つになった感じがして、それが私の胸を強く打ちました。
ずっとバレエをやってきている私は、踊ること=鍛錬、日々の練習の積み重ねでできたもの。だと思っていたけど、今回でそれがぶっ壊れました。
もちろん、
バレエのような鍛錬が必要な踊りも、それはそれで素晴らしい。
だけど、こうやって誰でもできて、たとえ振りや音を間違えても、それぞれの心が踊っていたら、揺れ動いていたら、それはもう踊りなんだなぁって。
バレエをやめる前の私は、正しさを追い求めるばかりで、楽しさを見失ったり、心が動く瞬間を忘れていたんだなぁとわかった。
本来踊りってそうじゃないはず。表現ってそうじゃないはず。
復帰した今だからこそ、感じられたもの。
表現することってまさしくこれだ!
生きているだけで踊ってるし、表現であり、アート。
日々の営みも然り。
これは、今回のようなダンスの経験関係なく、
「やりたい!」「挑戦したい!」「面白そう!」と集まった人たちでできたエネルギーを満喫できて幸せだったし、このような企画だったからこそ感じられたもの。
今の私に必要なものであり、あの時の私へのこたえ。
自分にとっての踊ることの概念が変わった、そんな機会をもらえてただひたすらに嬉しいです!!!
最近は、ダンスを競い合うものが増えている気がする。
見ていて少しモヤとする。点数をつけられるものじゃない気がして。
それと同時に、踊ることへのハードルが上がる気がして。
そんなモヤモヤを晴らすようなクリアな経験でした。こうやって、日本にもアートや芸術、踊り、表現が広がって、接する機会がもっとあると、みんなの心が豊かになるとおもった。
みんな違ってみんないいんだ。
だから、踊ることってこうであってくれと心から想った。
私は、当分の間はバレエを踊り続けると思う。
その時も、今回感じたものを大切に踊りたい。この感覚は、忘れたくない。
どうしても、バレエを踊る時にポジションや型を気にしすぎる時があるから、そんな時はこれを思い出して。
自分の心が踊る瞬間を大切に、これからも踊っていきたいし、日常生活でも心をを大切に生きたいと想った。
久しぶりに、ビビッときた感覚。大事にしてよかったなぁ〜💛
最後に池田扶美代さんが言っていた言葉をシェア🫶
お茶目でピュアな扶美代さん、素敵で大好きになりました🫶🌷
私もこんな人でありたいと想った🌱
今回のWSが映像化され、8月1日ごろから愛知県美術館の展示の一部として公開されるそうです!(Youtubeにも上がるのかな?)
ぜひみなさんに観にいって欲しいです😆✨
また、記者の方々から取材も受けたので、公開されたら随時シェアしたいなと思います🫣🤭
今回は、いいご縁もいただけて、プロとして海外で踊っている子や、これから海外に行く子の話を少し聞いて、とっても刺激になった。みんなのエネルギーがカッコよくて、私もそうでありたいと想った。進路も考え中なので、すごくインスパイアされた!
そんな刺激的な、濃厚な2日間でした!!!
soul shakingな時間を大切に、これからも増やしていきたいと思いました🍀
長くなりましたが、今回も読んでくれてありがとう♡
noteの感想、ぜひ聞かせてください🦋
なえ🌱
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