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松川るい氏「台湾有事、どうする日本」

母校関西学院の対面タウンミーティングに申し込んで当選した。非常に興味のある台湾有事を題材とした元防衛大臣政務官を務めた松川るい氏の講演である。「台湾有事、どうする日本」という題材でとても勉強になったので、記録に残したい。

国会議員の生の声を聴ける機会はありがたい
松川るい氏と。


今歴史が急激に変わろうとしている

自分の国は自分で守る、人ごとでは無い。

ウクライナ侵攻で軍事力の行使のハードルが下がった

中国共産党大会で習近平が3期目の継続を決めた。China7の顔触れがほぼ全員習近平寄り

軍事、政治、経済を全て動かすことになる

中国共産党大会で習近平は中国式の〜といやり方を強く訴えている

習近平氏の布石はイエスマンと多くの専門家を揃えており、特に科学技術とイノベーションで中国が革新的な位置付けになりたい

特段、台湾への新しい方針は出されていない。

台湾統一は圧倒的な軍事力を配備し、台湾自身に戦闘意欲を無くさせ、世論操作へと誘導するだろう。

戦わずして勝つと思われる

台湾有事は日本有事である

日本としては台湾有事を起こさせないために、日本の防衛力を強化させる。外交力、仲間を多く作る必要がある。

特に日米韓の連携は強めるべき

何が相手のデッドラインなのかをしっかりと把握する

サイバーセキュリティ、民間企業はまだまだ出来ていない。

台湾有事のシミュレーション、核の恫喝をして、日本を動けなくする

尖閣諸島に武装漁民を進駐させて、その間に台湾を取る。

国民退避の避難のシミュレーションが難しい。防衛出動になると民間機は飛ばなくなる

防衛出動はどこで出すか?有事認定をしないと出せない。漁船が来ているのはグレーゾーン。

グレーゾーン対処についてあらかじめ考える必要がある

今の日本の法体系では対応が仕切れない

国民保護の輸送が難しい

日経の9面林智子先生について少子化について書かれている

対外情報機関が日本にない。戦争に負けたため。日本を二度と軍事的に強くさせないため。それで70年以上経った。

戦わずして勝つ。インテリジェンス。防衛もより効率的に勝てる。

日本のインテリジェンスについて
情報収集と分析。特に、サイバーインテリジェンス。ホワイトハッカーの重要性がますます高まる。

外交官はスパイに向いている

有事の際に民間企業の協力について
自衛隊の船舶は有事で使うのがメイン。民間船舶に協力を求めれるように。

中国は最大の貿易国でもあるという事実。分かりあう努力もするべき。

安倍政権の「自由で開かれたインド太平洋」は最大の成果である

日本は空か海からでしか物資が来ない。航行の自由は

【所感】
どこか他人事であった台湾有事が習近平氏の3期目続投が決まり、今日の話を聴いて他人事では無くなった。その時は来てほしく無いが、もう時間の問題だと思う。日本ができることはやはり、防衛力を最後の砦として、抑止力で強化しつつ、外交面で仲間を作って備えるべきだろう。
特に印象的だったのは有事の際の民間企業の協力。輸送能力は自衛隊だけではカバー仕切れないから、この辺りはしっかりと明文化して、有事に備えてほしいと思う。

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