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2024/07/03の日経新聞を読んで

防衛省は2日、自衛隊でのAIの活用に向けた基本方針を公表した。AIを衛星画像の分析に使って標的を探知したり、情報収集で使用し部隊の指揮官の意思決定を迅速にしたりする。兵器化に懸念の声もあり、ルールづくりを急ぐ。記事を要約すると共に所感を述べたい。

  • 防衛省は基本方針に「国際法や国内法により使用が認められない防衛装備品の研究開発や導入を行うことはない」と明記した。

  • 外務省は6月、AI兵器を巡る「基本的な立場」を公式サイトに掲載し、運用面で「人間の関与が必要」との見解を示した。

  • 政府が公式見解を初めて出した。

【所感】
政府がAI兵器に対する公式見解を初めて出したのは評価したい。今や世界各国ではAI兵器の研究開発が進んでおり、たとえば中国の犬型殺戮マシーンの様なAIロボット兵器があったりと、戦闘の闘い方は大きく変わりつつある。まさにAI兵器は戦局を分けるゲームチェンジャーになると共に、どこまでAIを兵器として活用するかということは議論の焦点でもあった。今回の重点分野には指揮統制も含まれているものの人間の関与が必要なため、それこそターミネーターの様に自立型殺戮マシーンにはならない。省人化や後方支援での業務には力を大きく発揮しそうだ。今後のAI兵器の動向に注目したい。

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