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2024/07/05の日経新聞を読んで

米国防総省は3日の声明で、日本における戦闘機の配備計画を発表した。青森県の三沢基地にステルス戦闘機F35Aを初めて置く。沖縄県嘉手納基地に新型戦闘機F15EXを配備し、航空部隊の常駐を再開する。中国や北朝鮮への抑止力強化を目指す。記事を要約すると共に所感を述べたい。

  • 国防総省は新計画を巡り「米国の日本防衛に対する責務と自由で開かれたインド太平洋という日米両国の共通のビジョンを示す」と強調した。

  • 100億ドル(およそ1.6兆円)を投じ、数年かけて配備する。

  • 三沢基地に配備する戦闘機は48機と12機増える。嘉手納基地は12機減って36機になる。

  • F35を三沢基地に配備するのは中国との有事を意識したとみられる。

  • 中国に近い嘉手納基地に配備すれば、有事で真っ先に攻撃対象となるリスクが出てくる。

  • 中国は大量のミサイルを持ち、台湾周辺などで有事が起きると米軍を近づかせない戦略とされる。

  • ステルス性の高いF35は例外的に中国の防衛網を突破できる能力を持つとみられ、遠方からでも戦闘領域に接近できる公算が大きい。

  • 防衛政策に詳しい自民党議員は「中国とロシアの双方に対処する狙いだ」と分析する。

  • 嘉手納基地に置くF15EXはF15の最新版と位置づけられる。米空軍によると空対空ミサイルを12発搭載し、旧来機に比べて5割増える。

  • 配備の狙いは2つある。ひとつは戦闘機の常駐を再開し、抑止力の空白が生じないようにする。

  • もうひとつの理由は米空軍が28年ごろの実戦配備を目指す無人戦闘機との連携だ。

  • 無人戦闘機は有人戦闘機から指示を受けながら、爆撃や情報収集、電子戦などの任務を実行する。

  • 2人乗りのF15EXは1人が操縦、もう1人が無人戦闘機の指示に役割を分担できる。

【所感】
中国とロシアと北朝鮮への脅威から我が国を守るためには日米間の連携は欠かせない。抑止力として今回のF35と新型F15の配備は有意義である。抑止力の空白が開いた瞬間、彼の国たちは我が国を侵略するかもしれない。ウクライナは明日の日本かもしれない。より強固な日米同盟を維持しつつ連携を期待したいが、直近は沖縄の米兵が少女への性犯罪があった。しかも5件。決して許されることでは無いが、真相を解明してほしい。日米間で争っている暇はない。

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