ハーモニー~道~ 第6話

 母は手術したが、、、。本当は、余命はあとわずかだと手術でわかったと医師に言われる家族。

(父)「決心したよ。お母さんに、このことを話そう。そして、瑞生は何が何でも、最後にお母さんに演奏を聞かせること、、、。(演奏すること)そのためだったら、家族は、なんだってするよ、応援するよ。」

(瑞生)「だって、私より瑞巴の方が上手いし、、、。」

(父)「上手い下手は、関係ないんだよ。お母さんの最後のひとときを、誰でもない、お姉ちゃんの演奏だから、幸せになれるんじゃないかな?」

(父)「お母さんも瑞巴の演奏は聞いたから、あとは瑞生の番だと、待っているんじゃないかな?そして、二人の演奏が聞けたら、その幸せがみんなにも共感するんじゃないかな?だから、今度はお姉ちゃんの番だね。」

そして、姉は徐々にではあるが、演奏することを決意し、その手は震えるものの、演奏の練習をするのでした。

(姉)「瑞巴に聴かせたときには、あんなに生き生きしてたのに、なんで?」

(妹)「お姉ちゃん、その気持ちわかるよ、、、。」

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