3S政策に惑わされてはいないだろうか。

 ここ最近の大きな話題は大谷翔平通訳水原一平違法賭博問題です。その前は松本人志性加害問題。
 
 かつて、忌まわしきナチスドイツは「3S政策」というものを提唱しました。
 スポーツ・セックス・スクリーン(当時は映画。現代ではテレビやネットがそれにあたります)に国民の意識を向かせて、政治への興味を失わせる愚民化政策です。
 ナチスの負の遺産と思われるかもしれませんが、戦後GHQがこの国の占領時に利用し、この国の体たらくにつながっています。

 ここまで自民党の裏金・不倫・パーティーでの乱痴気騒ぎと問題が乱発状態にもかかわらず、自民党が勝ち続けるのはなぜか。岩盤支持層だけが投票所に足を運び、愚民化された国民は投票所ではなく野球やサッカーに出かける。そうした「ライフスタイル」によって自民党は政権与党に居座り続けることができているのです。

 水原問題も松本問題もこの国の体制には何の影響も与えません。裏社会とどうこうという意見もありますが、裏社会では国は動きません。国会や地方議会の採択で法律が決まります。

 大谷や松本で騒いでいて、国のありようを考えずに過ごしていないでしょうか。信頼も実績のない自民党に何も疑問を感じないでしょうか。この国がどうなっているかは何よりも大事です。

 秋には総選挙があるという報道もあります。3S政策に惑わされずに一人でも多くの国民が投票行動に移してほしいと思っています。


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