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仏勉人好のフランス留学準備 志望理由書をつくる編

ボンジュール。
ジェーム ル カフェ。

やってきました、志望理由書。

志望理由は長年僕の敵なんだわ。

敵だって早い段階で認識してた。だからずっと避けてきた訳ですよ。避けれてきた訳ですよ。

でも、世界は自分から取りに行くやつのためにできている。

自分がどんな人間で、志望するものの何がいいと思って、どう役に立てるのか、言えるやつのために。

だから、志望理由なんてものは、ある程度できるようになってないと損するんだよ。

だから、僕はもう過去の自分と決別する。

僕はフランスの大学院に出願する。
頼りにするのはキャンパスフランス。

キャンパスフランスはフランスの公的機関。フランスで研究したり、フランスに留学する人のため、受け入れ学術機関と渡仏を希望する個人との橋渡しをしている。 
Campus Franceとは? | Campus France

イギリス留学で言うところのブリティッシュ・カウンシルみたいなものだ。

大学院への出願は比較的簡素だ。

キャンパスフランスでアカウントをつくる。
個人情報を入力する。
志望大学とコースを選択する。
必要とされている書類や証明書を準備する。
手数料を払う。
面接を受ける。
終わり。

そう、手順はこんなにも簡素なんだよ。
手順は。

志望理由書は堅く考えると書けないことがわかった。
ガチガチのテンプレートはないと思った方がいい。

就活の時、就活系ユーチューバーが作ったテンプレートをがちがちにつかった。

こんな感じのやつ。

私の強みはまとめる力です。
(最初に結論を言う)

体育会の部活でリーダをしていました。
ひとりひとり据えている目標が違うので、練習のメニューを組むのが大変でした。
(壁を具体的に書く)
具体的には、練習終わりに、みんなでメニューを考える時間を5分設けました。
(解決策を具体的に書く)

すると、みんながやる気をもって練習に取り組んでくれるようになりました。
(それによる良い変化を書く)

この経験から、私の強みは、周りの人をまとめることです。
(最後に、最初に述べたことをもう一度言う)

テンプレートの部分、つまり構成と、接続詞は綺麗に収まってる。
それなのに、当てはめられているフレーズに
微妙なズレがある気がする。

まず、メニューを考える時間を設けたことが、やる気を持たせる直接的な原因になったと考えるには、根拠が薄い。

そもそも、他人が練習にやる気を持っていることが、どうやって分かったのだろう。

そして、この場合、強みはまとめる力ではない気がする。工夫する力とか提案する力とか、それを継続する力とか、そちらの方な気がする。

もしあなたが、僕みたいなくそ真面目、シリアス系人間なら伝えたい。

あまりテンプレートに寄りかかるな。魔法の道具じゃない。

留学だって同じだ。
先輩の志望理由書をテンプレート化しても意味がないんだ。

これは持論だけど、むしろ、フランス語の試験勉強をしっかりする方がいい。

フランス語試験DELF/DALFではsynthèseの力が求められる。
異なる視点から書かれた複数の文書を読んで、ひとつの文書にまとめる力だ。

志望理由書にはこのsynthèseの力があったら心強い。

なぜなら、自分のこと、大学のこと、自分と大学のこと、この3つを混ぜ合わせないといけないからだ。

例えば、
自分:
大学で環境問題を学んだ。日本における排気ガス問題に興味をもった。

大学: 
あなたの大学は環境問題の権威だ。また、あなたの大学があるパリは、自転車の活用と交通量の削減に力を入れている都市のひとつだ。

自分と大学:
僕があなたの大学で引き続き排気ガス問題を学ぶことで、日本とフランスの対策を比較ができ、新しい取り組みを編み出すことができるだろう。

こんな風に、志望理由書では、何かを混ぜ合わせて、違う何かを作る力が必要になる。

当然混ぜ合わせる前の情報を集める力も必要にはなる。

でも、その力すら、いろんな経験や文章を読んで、それぞれの要素を混ぜ合わせることで準備できる。

おいおい、おまえが出してる例、たいしたことないぞ。って言ったでしょ。

堪忍な。僕もまだ試行錯誤中なんだ。

ていうか、まだ自分の志望理由書書き終わってないから終わらせなくっちゃ。






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