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吾輩は猫族である(1)

人々の中に、「猫が好き」「犬が好き」と
自分の性質(性格)がそれぞれ、猫寄り、犬寄り。

私が思うに、猫族の人々は、基本一人称。
心地よい、と感じる時間、空間は、ひとり。

そして事実、外出しても不思議と猫とご対面すると
ココロが弾む。

朝散歩の行程、公園のベンチでiPhoneで
SpotifyのPodcastを聴く。
「ホントのコイズミさん」、角田光代さんゲスト。

猫好きの角田さんの書物をAmazonで眺めていると、そうだ!私も猫好きだよね。

思い立ったが吉日。

公園を抜けていると、視線を感じる。
そちらを見ると、
日向に座ったちょっとぷっくりした猫が
こちらを見ている。

ほらほら、猫好きを彼らはわかっている。
多分、周波数が同じなんだよね。

iPhoneでカメラを向けても目を逸らさない。
多くの猫はカメラを嫌うけど。

そして、パチリ、パチリ。

うきうき。
ココロがキラキラしてくるのを感じる。

回り込む。

植えられた植物でしばし、見えなくなる。
が、猫を見ると、わざわざ体の向きを変えて
こちらを向いてくれた。

さらにパチリ、ぱちり。

今日も微笑む瞬間がありました。

皆様にも微笑む瞬間が訪れる1日となりますように。

香坂 秋

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