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#17 キャッシュフロー・フォー・ キッズから気づくこと

「キャッシュフロー・フォー・キッズ」は、「金持ち父さん貧乏父さん」で有名なロバート・キヨサキ氏が考案したボードゲーム「キャッシュフロー」の子ども向けのものです。
1年前くらいに購入したのですが、先日久しぶりに子どもと一緒にゲームをしたら、実感を持って気づいたことがありましたので、ご紹介します。

ゲーム自体はシンプルで、大人がリードすれば年中さんくらいから楽しめそうです。
子どもだけなら、足し算引き算ができればよいので、小学校低学年くらいからできそうです。


こんなゲーム

基本的にはすごろくですが、「ラットレース」(「金持ち父さん貧乏父さん」を読んだ方はお馴染みのワードだと思います)なのでマスは円になっていてゴールがありません
サイコロを振って、出た目だけ進みます。
コマもカラフルなねずみで、まさにラットレースです(笑)

最初に全員、$3,000がもらえます。最低限の軍資金ですね。
主なマスは、「給料日」「資産」「負債」があります。
(マスの名称は私がわかりやすく表現したもので、ゲームで使われている名称とは異なります)

給料は固定で$1,000、当初の生活費は固定で$700と決まっていて、「給料日」のマスに止まるか通り過ぎると、当初は差し引きした$300がもらえます
「資産」のマスに止まると、資産を買う権利のあるカードを引くことができ、手持ち資金からカードで指定された金額を支払えば、不労所得が$200など増えます
「負債」のマスに止まると、生活費を上げるむだづかいカード等を引くことになり、生活費が$100など増えてしまいます

次に「給料日」のマスに止まるか通り過ぎた時に、増えた不労所得分は固定給与$1,000に加えて$200など増えて$1,200などとなり、増えた生活費分は固定の生活費$700に加えて$100など増えて$800などとなります。
ですので、「給料日」に$1,200-$800で$400がもらえることになり、当初の$300より増えています。
といったように、資産が増えると不労所得が増え、負債が増えると生活費が増え、差し引きした金額が手元に残っていきます

勝ち負けですが、人生ゲームでは最終的に手元資金が多ければ勝ちですが、キャッシュフロー・フォー・キッズでは不労所得で支出をまかなえるようになったら勝ちです。
それができれば「ラットレース」を抜けられるという、まさに「金持ち父さん貧乏父さん」の内容と一致します。
手元資金を気にしていないのがちょっと面白いですね。

シンプルなゲームなのですが、シンプルなだけあって、気付くことがあります。
子ども向けのものって、絵本やアニメの主題歌なんかもそうですが、ストレートに響きますよね。

不労所得が支出を上回ると給与は不要になる

ついどこまでも高い報酬を求めたり働き過ぎたりしがちですが、必要な生活費を上回る不労所得が得られるようにできれば、生活費のために働く必要はなくなることが、実感できます。

手元資金が少なければ資産を買えない

いい資産を買うチャンスが巡ってきても、その時手元に資金がないと買えないです。
手元資金を増やすために、少しずつ収入を増やし支出を減らす仕組みを作っていくことが必要ですね。

資産により効率がかなり異なる

ゲームでは、不労所得$100を得るために必要な金額がまちまちです。
 銀行預金は$8,000
 ハイテク株は$800
 不動産は$500
などとなっています。
まあまあ現実に近い設定になっているでしょうか(笑)
現実ではリターンが確約されているわけではないですけどね。

給与はほとんど増えないかも

ゲームでは給与は全く増えず、収入を増やすには資産を増やし不労所得を増やすしかありません。
現実では給与が増えることももちろんありますが、保守的に増えない前提で将来を考えておくとよいかなと思います。

支出を増やしても収入をそれ以上に増やせばよいかも

ゲームでは意図せずむだづかいをさせられるのですが(笑)、資産を増やし不労所得を増やせると、それなりに手元資金は増えていきます。
お金を使う分うまく収入を増やしていけるならば、心地よく過ごせたり、よい経験をしたり、豊かに生きていけるのでは、と思いました。

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