真っ白な大陸 グリーンランドへの憧れ
小学生の頃、世界地図や地球儀を眺めるのが好きでした。
世界にはたくさんの国があって、自分とは全然違った見た目で、全然違う言葉をしゃべってて、見たこともない建物や、食べたことのない美味しいものがあるんだろうな、と思いを馳せていました。
でも、あるときから、そんなカラフルに色分けされたたくさんの国々の中で、異様な存在感を放つ大陸が気になり始めました。
それは、真っ白で、めちゃくちゃ大きくて、地球の上の方にどかっと陣取っていました。
調べてみると、グリーンランド、と言うらしい。
「全然、緑じゃないやんか!」
と、小学生の私はツッコミを入れてしまいました。
おおよそ、人が住んでいるとは思えない無機質な雰囲気に、なんとなく興味が湧いてきたのですが、その後は特に調べるわけでもなく時が過ぎました。
その後、大学生になった私は、ニュースで地球温暖化による北極圏の氷が溶けて始めていると知りました。
そこに、グリーンランドの名前があり、当時の興味が蘇ってきました。
早速、インターネットで調べてみると、知らないことが色々ありました。
そもそも、グリーンランドは正式には国ではなく、デンマークの一部
世界最大の島であるが、メルカトル図法では、極地に近いほど、実際よりも大きく描かれるため、実はオーストラリアの1/3の面積しかない
住んでいる人は、イヌイットが大半を占め、見た目は日本人などアジア系の人に似ている
など。
また、その頃から、お隣のアイスランドにも興味が湧き始めました。世界的に有名なアイスランド出身の歌姫ジョークのライブを見てファンになったことがきっかけでした。
しかし、アイスランド、グリーンランドともに、日本から遠く離れすぎていて、何か別の世界のようで、現実に行く場所というイメージが持てずにいました。
時を経て、会社の辞令により、ドイツへ駐在することになりました。
ふと、
あれ、グリーンランド、行けるんじゃない?
と思い、調べてみると
グリーンランドの首都ヌークには、アイスランドからフライトがある、らしいことがわかりました。
これは行くしかない、と航空券を予約しました。
2023年春、遂に夢に見た、あの真っ白な大地に立てることが出来そうです。
現地では、流氷を見たり、イヌイットの人たちと交流したり、アイスランドでブルーラグーンに入ったり、やりたいことをリストアップして今から楽しんでいます。
簡単なグリーンランド語の挨拶も練習しようと思います。
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