26-いまの自分

考える。いままであったこと、いまないもの。昔描いていた叶えてあげなかった夢、いまの自分。
小学校の卒業文集に書いた夢は「ユニセフで世界中の恵まれない子供のために働くこと」。いまの自分は専業主婦。
わたしはそこそこ勉強ができたけど、そこそこだった。自分の学力ではユニセフで働くことはできないと中学生の頃に気付いた。努力しなかった。そのときそのときに合わせて流れるまま進学、就職、結婚。
その職への憧れはずっとあって、頑張らない自分に対して後ろめたさもあったけど頑張らなかった。
わたしの大事な夢。たまに頭の中で眺める。いつからでも挑戦できる夢。でもわたしはやらない理由を考えるのが得意だからきっとやらないし、やらない自分を肯定することもできるようになってしまった。そしてそれを悲しいことだとは思わない。
たぶんいまが生きてきた中で一番穏やかだからだと思う。成績と親兄弟に怯えていた学生時代、たった5年だけどストレスを抱えまくった社会人時代、全部から離れられた今。夫氏には感謝しかない。わたしはまだ夫氏にとって良い配偶者になれてはいないだろうけど。

最近は夫氏が働けなくなってしまった場合にどうするかを考えている。生きるためにお金はどうしても必要だから。手に職がつけられる資格を来年中に取ろう。わたしが生きられるように。夫氏と暮らし続けられるように。

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