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ワーママキャリアの壁―突然訪れる「学童行かない宣言」

こんにちは、シンママ公認会計士の河合千尋です。
新1年生の黄色いランドセルカバーと保護者の付添い登校の風景を見ると、やはり保育園から小学生になった時期というのは大変だったと思いだします。

まず学童保育等の放課後の行先が確保できたとして、4月1日からの学童先行入学、入学用品の準備、給食が始まるまでの短縮授業、その後の宿題フォローや日々学校で使う持ち物のチェック、長期休み問題、PTA問題、個人面談
や授業参観など平日に行われる行事…。

もう成人したうちの娘たちが小学生だったころとはまたいろいろ
と違うのでしょうが、同世代のワーママからは、昭和世代で子育てにかかわってこなかった男性上司が、「お子さんが小学生になったからだいぶ楽になったでしょう」などと割と悪意なく本気で思っている、という愚痴をよく聞いていました。


今春社会人になった上の娘が小1だった頃は、離婚直後で実家の近くに住んでいたのですが、新興住宅地でパパは転勤族&ママはほぼ専業主婦の家庭が多い地域でした。
学校敷地内の放課後の遊び場のようなアフタースクールに1年生の最初は皆喜んで行っていました。
一応小6までは行っていいことになっているのですが、小1の夏休み明けには一斉にほとんどの子が「もう行かない宣言」をし、その後は、日替わりで日没まで親も一緒に公園で遊ぶか、女の子は誰かのご自宅に母同伴で滞在するという慣習になっていました。
ごく一部のフルタイム勤務のご家庭では、バスで送迎してくれるスイミングなどの習い事で埋めてやりくりしていたようですが、私の場合は在宅で仕事をしていたので、なし崩し的に家を行き来するチームに入ってしまいました。
来ている時間だけではなく、おやつなどの準備や後片付けなどの負担も大きく、かといってうちだけ「行く専」というわけにもいかず、この時期は仕事時間が確保できずに気持ちだけが焦っていました。

その後車で15分くらいの隣の区に転居したのですが、こちらは同じマンション敷地内に保育園が設置されているだけにワーママが多く、下の娘の同学年は特にフルタイムの方が多く、学童突然行かない宣言もなく、比較的心穏やかに過ごすことができました。
引っ越し先では上の娘の学年もワーママが多かったのですがなぜか男の子の保護者ばかりで、女の子の親は専業主婦世帯でやはり放課後は誰かのおうちで遊ぶ、ということが多かったです。

低学年での学童行かない宣言、本当に突然来るので困ります。

「・・・明日から学童行かないから」
「でも毎日3時に帰ってきてもこっちはそんな時間に帰ってこられないよ」
「○○ちゃんも○○ちゃんも、毎日そのまま家に帰ってるよ」
「明日は○○ちゃんのおうちでみんなで遊ぶんだって。私も行きたい」
「・・・」

この瞬間って、もしかするとワーママのキャリア人生で一番頭を抱えてしまうときかもしれません。
私の場合は、その前年の途中から離婚を前提とした別居となり、年長だった長女は認可保育園に入れたものの2歳児の次女は空きがなく週2,3回の一時保育のみ、春から長女小1で次女が認可保育園に入所できようやく少し働けるかな・・・と思った矢先のことで、途方に暮れました。

お子さんのほうも保育園の頃より明確な意思をもっていますし、他の家庭事情の情報も仕入れているので相当手ごわいです。
私の場合は2年後に住む場所を変えたのですが、必ずしもすぐに親が働き方等を変えることができるとは限りませんから、早め早めに、複数の対策を考えておくのがよさそうです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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