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Working Mom in Japan

日本で子育てママがフルタイムで働いてキャリアを築くのは、他国に比べてけっこうハードル高いなってずっと思いながら今日までフルタイムで働いてきました。

アメリカの大学を卒業後、そのまま現地でしばらく働いて、日本でも働く経験がほしいなと思い帰国したけど、当時の日本社会が女性に求める期待値は、今以上に偏っていて、大変通り越して、違う世界に迷い込んだような不思議な気持ちになりました。

子どもが産まれてからは、家でも職場でも《ママは〜するべき》のオンパレード。みんなが口に出して言うわけじゃなかったけど、言わなくてもわかるくらい期待や当たり前が滲み出てた。

《ママなんだから、子どもといてあげるべき》《ママだから子どもが熱出したら帰るでしょ》《残業できないでしょ》《子育てと仕事簡単に両立できると思わないで》思い返したらキリがないほどの、ワーキングマザーに対する批判じみた意見に向き合ってきたけど、これまでやめずに、あきらめずに、常に前へ進むことができたのは、子どもに対してママが負ける姿を見せたくなかったのと、子どもに最善の環境をあげたいって気持ちが強かったからかなって思います。

子どもが小さい時に、いろいろあってシングルマザーになり、いろんな期待値や批判に押し潰されそうになった日もたくさんあったと思うけど、今となっては思い出せないくらいなのは、自分の大事にする軸がキャリアアップでもなく、恋愛でもなく、自分の体裁でもなく、常に子どもの幸せにあったから。

本当は離婚なんてしないで家族仲良しなほうがもちろん、子どもにとって幸せに決まってるけど、それができなかったママだからこそ、違った形でも子どもにとっての幸せを必死で探して掴むことが、私の責任だと思って、いつの間にかそれが全ての決断の軸になっていったんだなと思います。

子どもが幸せかって、それは本人が大人になって振り返ってみて初めてわかることかもしれないから、まだまだ私の努力は先が長いけど、いつかこういう話をしながら、気持ちを聞けるような関係でいられたらいいな。

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