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逃げつづけたPTAに初参加してくるの巻

PTA。なんて憂鬱な言葉だろう。
なんだかよくわからない領域なのに、” 足を踏み入れたくない領域 ” ということだけはハッキリわかる。わたしのなかで、PTA役員を快く引き受ける人は

【ポジティブ 子供好き 頭が良い 器用】

といった、非常に良くできた人間たちである。お父さんたちなんかが張り切っている姿を見ると、涙がちょちょぎれそうになってしまう。
上記すべて真逆&人見知り&HSPのわたしは、もちろん逃げまくり。ちなみに、ありがたいことに我が子の小学校のPTAは強制ではない。そのため、知らぬ存ぜぬで貫き通している人がほとんどだ。 
そう。わたしだってその一部に紛れ込み、ひっそりと卒業を待てば良い。

でもね。『このままでいいの?』と、思ってしまうのが、わたしなのである。

愛する我が子が6年間も通う小学校に、何一つ関わろうとしない自分。人前でマイクを持ち、ハツラツと話すお母さんたちを眩しく眺める自分。

なんだか情けないではありませんか。

だからといって、その輪の中に1人飛び込み、「子どもたちに最高の思い出つくるっしょ☆ワッショイやで☆」みたいなキャラでは1000%ない。『1人っ子の親』という謎の引け目もある。言い訳じみているが、仕事の融通も効かない。

学校のイベントのときは特に痛感する。
自分と同じ【母親】という肩書きをもつ女性たちが、時間も労力も費やして作り上げたイベント。
保護者あてのBANDでは『ボランティアが50人足りません!』と流れてきていた。
50人…!?そんなチョー大ピンチを知りながら、素知らぬ顔して完成されたイベントに参加させていただく際は『なんかお邪魔します…』という気持ちになってしまう。

が、ついにそのループに終止符が打たれようとしている。
なんとこの夏、PTAのボランティアに参加することになった。子どもが仲良しのお友達のお母さんから『夏祭りのボランティア、一緒にしませんか。』と、LINEを頂いた。 

無理!こわい!ストレス!一瞬、断ろうと思った。
けど、誘ってくれるうちが華だ。ここでデビューしなければ、一生しない。

わたしは引き受けることにした。誘ってくれたお礼と挙動不審になり不可思議な言動をする旨をしっかりと伝えて。

わたしは今、緊張している。
『わたしはコミュ障です』という看板を首からぶら下げて行ってもいいだろうか?そもそも、こんなにドキドキしているのに、当日はスカして「オイッス〜。」みたいな顔で登場するであろう自分が想像するだけでダサい。
でも、学生時代にサボりにサボった文化祭のマネごとをこの歳でできると思うと、2%くらい楽しみな自分もいる。
それに、まわりにいるのはPTAを積極的に引き受ける良くできた人たちだ。万が一、わたしが泣き出したりしても(なぜ泣く)抱きしめたりしてくれるのではないだろうか。

以下、仕事も頑張っているのに、憂鬱なPTAボランティアにくりだそうと決めた勇敢な自分へメッセージ。

わたしへ
主役は子どもだよ。顔の産毛と鼻毛をしっかり処理して笑顔でいけば大丈夫。この経験が良い思い出になることを祈っています。かしこ。

出典はわたし












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