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子連れロッキン2023。〜子どもの不満に先回り編〜

子連れフェスは大変だ。モッシュと同じく、いつどこで発生するかわからない『子どもの不満』を1つずつ潰しながら、己のマイタイムテーブルに寄せていかなくてはならない。

しかし、大変だったけど、それ以上に子どもと一緒にいけてよかった。音楽にあわせてはしゃぎ散らかす大人たちをみて、"フェスでの振る舞い方" を身につけた娘。最後にはこぶしを天に掲げ、大人の仲間入りをしているような顔をしていた。
また、「あ、この歌知ってる!」「女の人なのにギターひいてる。」「anoちゃん…。え、本物?」と、刺激いっぱいの世界を、ゆっくり脳内処理しているようだった。その目の輝きといったら、まぶしすぎて直視できない。

この記事は、これから子連れフェスをお考えのロックなパパさん&ママさんに伝えておきたい、子供のグズりポイントとその対策についてだ。
ちなみに、全く参考にならないのでよろしく!


完璧な位置どりしてからの「ママ、トイレ」

まずは子どもをトイレに連れて行ってからの位置どりが鉄則だ。「出ない」と言っても、子どもというのはトイレに連れていけば何かしら出る生態である。
しかし、大人が盛り上がるためだけの位置どりであれば、諦めることをオススメする。子が危険な目にあってからじゃおそい。

並んで買ったフェス飯を「もういらない」

子どもにめずらしいフェス飯はNGだ。
腹が減ればアレもコレも食べたいとなる。しかし、中には山椒が効いていたり、思ったより辛めなものもある。この後のフェスを気持ちよく遂行するためには、あくまで普通のものが良い。わたし的にオススメのメニューはピザ、ホットドッグ、ポテトあたり。ハズレは少ない。

どしゃぶりなのに「カッパ着たくない」

日傘をもっていくべし。ライブ中に雨がふってきたら、残念だがステージエリアを出て、自分はカッパ、子どもには傘をささせておく。もしくは自分のカッパに子供をIN!!ここで「こら、カッパきろ!」と、ゴタゴタやってる間に雨粒は私たちの服にダイブしてくる。もう出禁!!

Ado見に来たのに直前で「もう帰りたい」

未就学児なら帰るのもありだろう。しかし、小学生なら、寝て起きれば「やっぱり見たかった。」となる可能性が高い。家についた瞬間にでも言われたら最悪。
本人の気持ちが優先だが、かき氷でも食べて気分転換がいいかもしれない。

水たまりにバチャバチャ入っていく

100均のサンダルを持っていくとよい。
靴のなかがグッチョリのままだと、世にも恐ろしい "靴ずれ" というクーデターがおこる。
また、たまに裸足にして、汗拭きひんやりシートで足をふいてやると、大人も子供もかなり気分転換になる。夕方以降は涼しくなり、大人もサンダルがほしかった。

「つかれちゃった」と、地面で寝る

すみっこによせて、そっと見守る。そのうちに鼻をほじくりはじめるはずなので、アルコールティッシュの準備をしておく。

超パワーワード 「つまんない」

芝生に寝転んでマジカルバナナ。結構たのしい。

「ママ、水筒持って」

水筒を下げていてくれたのは、会場について5分程度だった。なので、もう初めから持たせない。そうすればお互いイライラせずにすむ。夫婦もそうだ。お互い過度な期待をしなければ、おだやかだ。水面下のことは知らんが。

「だっこして」

これ、まじで勘弁してほしい。でも、ここはしてあげるべきだと思う。ただ、こちらも今膝カックンでもされたら、膝からド派手に崩れ落ちそうなほど疲れている。そんなときは背中に背負っていたリュックをぐるりと前にまわし、その上から抱っこする。重さが両肩に分散されて、即席抱っこひもの完成である。

結局は大人の娯楽につきあわせているところが大きい。なので、頭ごなしに叱りつけるのではなく、わがままもロックに受け入れたいと思って臨んだ。
でも自分自身が楽しすぎて、いつもより怒る気にならないもんだ。ヒステリーのわたしのために、毎週ロッキン開催してほしい。

ROCK IN JAPAN2023。
夢の時間をありがとう!!!

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