子連れロッキン2023。〜アーティスト編〜
8月6日。いつもより早く起床したわたしは、キンキンに冷えたMONSTER ENERGYとピクルス(ミョウガ)をポリついた。娘は【うっせぇわ】と書かれたTシャツに袖を通し、食パンをほおばる。まだすこし眠たそうだ。そんな娘の小さな手をにぎりしめ、向かう先は蘇我駅。
TWICE、NiziUよりもAdo一択の小学1年生の娘を、この度ロッキンデビューさせてみた。当方8年ぶりのロッキンに "子連れ" なんて、我ながら攻めたことをしたと思う。
はっきり言って、マジで大変だった。覚悟はしていたが、ここまで思い通りにいかないとは…。
だが、帰りは母子ともに「来年も行こう♡そうしよう♡」となるくらい楽しかった。
まずはアーティストのこと。
MONGOL800
電車の遅延とホテルにキャリーケースを預けるのに手こずり、出遅れてしまった。入場してからは競歩選手並みの時速で歩き、どうにか3曲は聞くことができた。セトリが非公開なので秘密にしておくが、本当に唯一無二のアーティストだと思う。いつか沖縄で、オリオンビールを片手に彼らのライヴを見るのがわたしの夢だ。ぜひ、そのときは「夢叶う」をやってほしい。
東京スカパラダイスオーケストラ
スカパラとSaucy Dogの石原慎也がコラボしている『紋白蝶』のMVは、かっこいいが詰まっている。
『まさか石原慎也、ゲストで来たりしないよね。』と、期待する自分を必死に落ち着かせるものの、おや?Saucy DogのバンドTシャツを着ている人がチラホラ…。彼らの両肩をゆさぶり、どんな意図でスカパラエリアにいるのか聞きだしたい気持ちでいっぱいだった。ドキがムネムネしながら一曲一曲きいていく。すると、まさかの2人目のゲストで彼があらわれた。石原慎也だ!生紋白蝶だ!エモすぎ!これだけで元取れそう!ちなみに1人目のゲストはモンパチのキヨサク。最高の極み。
ポルノグラフィティ
絶対に絶対にミュージック・アワーを聞きたかった。しかし、娘がのんびりとフェス飯を堪能しているおかげで見れなかった。でも、Ado様までには時間がありすぎる。ここは涙をこらえ、娘の飯が優先だ。
食べ終わってからちょこっと覗いたが、オーディエンスの数がエグい。まさに人がゴミのようだ。こんな老若男女を虜にしちゃって。さすがですよポルノグラフィティ。平成の宝っすわ。
フジファブリック
これも間に合わず。このへんのタイムテーブルをもっと計画しておけばよかったと反省。でも、『若者のすべて』が聞けたので満足している。
彼らはいつも、わたしの心をセンチな気分にする。メロディーも歌詞もわたしの細胞に滲みすぎて、たまに辛くなる。20歳ころからずっと大好き。瞳のランデヴー聞きたかった。涙
Cocco
なんだかイメージしていたCoccoよりも、随分ハードな見た目だったが、透明感はかわらず。樹海の糸のイントロが流れた瞬間に、『うわぁ〜』と感激のため息がでた。たぶん、そこにいた大人たちの心が一斉に洗われた瞬間だ。雨があがり、重たい雲からやさしい太陽がのぞく。涼しい風がわたしたちの間を通り抜けた。シチュエーションまでもがCoccoの歌を支えていた。
夕方。未就学児を連れていた友人が先にホテルにもどることになった。内心「待って!行かないで!」と、下半身にすがりつきたかった。だって、危機管理能力、戦闘能力、防御力においてオール0(むしろマイナス)の娘と2人きり…。
ちらりと横を見ると、一心不乱に "お鼻ほじほじタイム" に勤しむ娘。羞恥心においても0。不安。
Ado
開園1時間半前には、LOUTAS STAGEにはたくさんの人が集まっていた。これはライヴあるあるだが、近すぎると逆に見えなかったりする。が、このときはどこに立っても何も見えなかった。
歌声は、同じ人間とは思えないほどすばらしかった。なんか『神様に選ばれた人』って感じ。圧巻。
anoちゃん
この日、娘に1番の影響を与えてくださったのがこのお方。宿題の絵日記にはもちろん登場させているし、YouTubeでもずっとanoちゃんを追いかけている。アラフォーのわたしには、正直バボちゃんだかアダモちゃんだか定かではなかったのだが(ごめんなさい)最高のライブだった。おい、やめねーか!と思っていた独特な喋り方も、あの楽しいライヴをみたあとには可愛く思えてしまう。
ということで、激アツの8月6日がおわった。
もし人生1からやりなおせるなら、4歳くらいからベースを始めて高校でバンドを組んで、そのままロッキンのGRASS STAGEにでて、尾崎世界観か米津玄師と熱愛して週刊誌にすっぱぬかれたい。
ROCK IN JAPAN2023。
夢の時間をありがとう!!!
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