飛び込み営業やってみた

 社労士というものは座して待っていても仕事が入ってくるわけではないので、営業活動をはじめました。社労士に限らず士業は皆そうだと思うけど。
 まずは事務所近隣の税理士事務所さんに飛び込みで挨拶まわりをしました。このときに先輩社労士さんから聞いたアドバイスをもとに、飛び込み営業における三種の神器を持っていきました。以下の各アイテムの説明はほとんど受け売りです。

1 名刺
 当たり前だよねー。で、この名刺にあなたは何を書きますか?twitterのIDも書く?顔写真は載せる?色はどうする?両面刷りにする?これらをどんな大きさでどんなバランスにする?
 これらはすべて重要な営業戦略です。よく考えてください。あなたがどんな人なのかが伝わる名刺にしましょう。シンプルなものがいいのか、情報量が多いものがいいのか、正解はありません。顔写真を載せると記憶に残りやすくなりますが、自己主張が強そうな人に見られてしまうかもしれません。あなたらしさが出るのはどちらでしょうか。

2 手土産のお菓子
 飛び込みの営業でお菓子持っていくの?そんなの見たことないんだけど?と、お思いの読者諸兄、私もそう思っていました。でも、持っていきましょう。1000円ぐらいのお菓子でいいのです。できるだけかさばる賞味期限が長い個包装のお菓子にしましょう。かさばるもののほうが立派に見えます。賞味期限が短いものはお一人でされてる税理士事務所さんだと迷惑です。切り分ける必要があるものは事務員さんに嫌われます。
 社労士同士のしょうもない飲み会で5,000円や10,000円ぐらい使うなら税理士事務所に1,000円のお菓子を10箱持っていきましょう。そのほうが確実に売り上げにつながります。

3 事務所案内
 あなたはどんな人で何ができますか?あなたに仕事を頼んだらいくらかかりますか?これをわかってもらうために必要です。簡単なものでいいので作っていきましょう。私はcanvaというアプリのテンプレートからほぼ文字を入れ替えただけのA4のチラシを作って持って行きました。それだけでも反応は違うと思います。メニューのないレストランに入る人はいません。

 地域性や行く時期などによると思いますが、「社会保険労務士の○○と申します。ご挨拶に参りました。」と飛び込みで挨拶に回って、3割近くは応接に通して頂きました。またそのときは多忙でも後日再訪の約束を取り付けたところが2割ぐらいありました。また、玄関先でですが、お話をいろいろとして頂いたところもあります。「僕も開業当時はすごく大変だったから気持ちわかるよ。なにかあればお客さんに聞いてみるね。」と労ってくれたところがいくつもありました。そして、感触がよかった先生がいらっしゃれば、「次どちらにご挨拶にお伺いしたらいいですか?」と聞いてみました。すると、次からは「○○先生からご紹介頂いたんですが〜」とまったくの見ず知らずの他人ではないアピールをして挨拶に行けます。
 こんな感じで私の営業活動がはじまりました。冷たいことを言われることもありましたが、断られて当然です。ダメでもともとです。行くだけ行ってみましょう。できれば事前にテレアポをとってから行った方がいいとは思いますが、とにかく名刺交換の数を稼ぐために私は飛び込みで行きました。これも私のフットワーク軽くやってますという印象づけのためです。あなたらしさをアピールする方法を考えましょう。
 
 次なる営業活動はホームページ作成だと思うのですが、これはなかなか重い腰があがりません。フットワークの軽さはどこへ行ったんだって感じですが、しょうがありません。机の前にじっと座って作業するのに向いてないのです。どうやって勉強して社労士試験受かったんだって感じです。

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