詩 乙女への道
いつどこで生まれるか知らぬ風
そんな風に乙女への道は誰にもわからない
いくら僕が王子で美男子で博識で財産があったとしてもだ
乙女への道には所在なさげに自信が持てない
ああ、君、君の姫と君の結びつきが、
ごくスムーズに、ごく自然に為されたとして
僕にもその極意を教えてくれと僕が言ったとしても
人が違うと君は言うだろう
その通りなので僕は頷くしかないが
月灯りと恋歌はいつでも時流に沿い
ロマンチックを演出してくれる
明日
決戦だー
真心へは真心で返してもらいたい
そう思える程僕は投げやりでも世の中を斜めにも見てはいない
どんな風に事柄は進展していくか
さぁ君、僕の友達なら
君たちと同程度の幸運が僕の身にも
起こりますようにと願ってくれたら嬉しいよ
きっと涙の結末に終わろうと
君たちの懐の中で休むことが出来ると
確信出来るのは慰めだ
優しい友達もいるし
優しい乙女に微笑んでもらえたらー
君へといつの日か明るく恋のバカ話が出来たらいい
君と二人で笑えたらこれ以上に素敵なことはない
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