詩 軽やかに

その人は幻

私の後ろで幽き歩み

あなたでしたか―

私の思い描く

誰よりも尊い方

あなたの為でしたら

幾重にも何万とも耐えませう

この私の重荷もあなたが共に背負われ

私には軽い

共に歩めばハミングがある

微笑みと共に

あなたが御手を私へと伸ばし

肩を抱いてくれ

ねぎらうようにされて

私は感涙のあまり震えだす

こんな僥倖はない こんな僥倖はない

幸せな私は軽やかに麗しく歩む


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