見出し画像

若葉に誘われて五月人形の登場

このところはっきりしないお天気が続いていたが、
今朝は若葉に陽が照り映えて、ピカピカだ。
そんな陽気に誘われて、五月人形を飾る。
我が家に男の子はいないけれど、
季節のインテリアとして毎年の恒例だ。

私には兄が2人いたので、実家では毎年五月人形が登場していた。
実家を整理する時、その兄2人とも五月人形は要らないと言った。
古いものが大好きな私は「じゃあ、私が・・」と言って
それ以来、我が家の大切なインテリアグッズになっている。

座敷飾りの五月人形は、本来、鍾馗様、金太郎、座敷登りだのと
グッズがたくさんあったのだが、長い間実家の天井裏に保管され、
カビが生えたり、虫にやられたりで、今残っているのは
その一部だけだ。なにしろ、昭和初期のものなので
100年近い年月を過ごしたお人形たちだ。
愛おしい!!

本来は床の間に段飾りで、飾られていたものだが、
マンション住まいの今は、それぞれの場所で
季節の巡りを室内に持ち込んでくれている。


兜と那須与一(弓矢の羽は虫にやられて無くなってます)
本来持っていた軍配はなくなり、今は子供の双六についていたもの(笑)

漏れ聞いたところによれば、世間では五月人形は
戦いの道具や、戦さを想像させるものが多いので、
飾らないと言う方がいるそうだ。

平和を願う気持ちと、古来伝承されたものを受け継ぐ
ことは全く意味が違うのではないかと思う。
日本の歴史を大切にしたい気持ちや、職人さんが
心を込めて作ったものを大事にする心を養うのに
そして、感性をを養うためにも。

おばあはそんな気持ちを込めて、孫たちにも
五月人形の話をしてきた。
そんな気持ちが少しでも
孫たちの中に残ってくれれば嬉しい・・・。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?