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恋愛攻略の一番の近道

自分なりに今まで試した事の中から上手く行ったものを選別していって気づいたことがある。

これは真理と言っても過言ではないと思うが、恋愛をうまく進めるにおいて一番重要なものが見えてきた。

それは心身の健康度である。

何を今更そんな事を、と思うかもしれないが、これこそが相手を惹きつける最大のものだろう。
以下に私がこの結論に至った考えを書こうと思う。

心身の健康度の大切さ

不健全では何故ダメか

心身が弱くても支えてくれる、そんな優しい人もいるじゃないか!
その様な反論があることは承知の上である。
しかし、その支えてくれる人は自分を好きだから支えてくれていると保証できるかどうかである。

健康度が高い時から好意を向けてくれ、調子が落ちた時に支えてくれて、健康度が戻ってからも良好な仲で互いに支え合える関係性は文句なく良いものだと言えるだろう。

でも、もし、相手が近付いて来た時期に自分が弱っていたのであったならば要注意だ。

弱っている相手というものは、とても都合よく利用しやすい。
そこで恩を売っておけば好意を得られやすいのはもちろん、立場も優位なものにしやすい。
「大変な時に支えてやったのに、この恩知らずめ!」と、気に入らないことが起こる度に相手が声を荒げる様子があると、つい萎縮して「自分の為に頑張ってくれたのに私はなんて事をしたのか」と、自責の念から従ってしまいがちになる。

また、直接的に利用しなくとも、自分の価値を上げられると勘違いをする。
「この子は自分がついていないとダメだ」
「守ってあげないと危ない」
「自分がいないと何もできない」
と、相手に奉仕する自分というものが作り上げられ、自己肯定感や自己効力感が上がるツールとなるからだ。
しかし、相手が自分一人で何でもできるようになると、自分を満たせていた部分を失うために新たに弱った人を探しに離れて行ってしまう。
「君は強いけど、あの子は僕がいないとダメだから…」
こんなセリフを言うような人をフィクションやリアルで見聞きしたことがあるだろうが、これは優しさではなく自分が肯定されて気持ちよくなりたいだけの人だ。
理解ある優しい彼くんは100%善意で無償の愛として弱い自分を支えてくれているのか、彼自身が有能性得るために自分を選んだだけなのか…。
後者であると、もっと手軽に有能さを得られる相手が出てくると何かと理由をつけて鞍替えされる可能性がある。

数ある恋愛本などで、自分に自信を持てとか、自己肯定感を上げろとか、自立しろと口酸っぱく言われているのはこれらを防ぐためもあるのかもしれない。
何せ、相手を利用して自分が優位に立ちたい人や、自分が気持ちよくなりたい人は自分に自信があって自立した強い女性は避ける。
何故なら彼らは自分が弱いことを知っていて、それをひた隠しにしているから、本性を暴かれたくないためだ。

強くなれ、とは言わない。
心身ともにいつ疲れが出て挫けるかはわからないが、その時に自分の状態をきちんと見極めて欲しい。
状態に応じて休養し、まずは回復を目指す。
それが一番の幸せな恋愛を掴むポイントだ。

健全さは魅力的に感じる

異性を魅了させるものは何か。
生物として考えるなら、繁殖に適した相手だろう。
自分の種を受け、健全に育てあげられる心身であること。
そのサインとして何を判別するのか。
身体の健康度、栄養状態、ストレス状態、社会性、生活能力…
これらが現れる部分を五感を使って判断する。
肌や髪、爪の見た目や手触りは健康状態はもちろん、栄養状態、ストレス状態、衛生面が良く現れるだろう。
体臭も上記のものを反映する。
声の声量や生活音の立て方も相手の能力を推し量るものとなる。

私の考えとしては、自分磨きはこれらが整った上でなければ機能しないと思っている。
いくらダイエットしたり整形したりして好ましい見た目になったとしても、日頃の生活態度は何処かから滲み出てくる。
例えば内臓のダメージやストレス状態は不快な臭いとして体外に放出される。
忙しさに振り回されて余裕がない様子は生活音の大きさや騒がしさに現れる。
いくら見た目が良くても、魚の内臓のような臭いを漂わせて動く度にドタドタと耳につく足音を立てる人と長時間一緒に居るのは苦痛になってくるだろう。

人に好かれると言うことはマイナス要因の少なさもある。
マイナス要因となるものと逆のことを選んでいった時、そこに残るのは健康度の高い身体と振る舞いだ。
そのために自分磨きの一番最初はたっぷり睡眠と栄養をとって清潔さを保つこと。
その地盤ができてからでないと、上に何を塗り固めても所詮は一時凌ぎなだけである。

自分が安定すれば相手も安定する

離れてしまうのではないかとの不安から焦って相手を追い回したり、寂しいと縋ったりしてくる相手が居たとして、自分がまだ好意を持っていない関係性だと相手に恐怖を感じないだろうか?
余裕がない人というのは怖いものである。
「男性は追われるよりも追う方が好き」とは言うが、関係性を築く前に追われるのは誰でも嫌だろう。

追っていたのをやめて、無関心になった途端に向こうから近寄って来た、と言うのも本当に男性の心理だけが作用してそうなっているのかも自分は疑ってみたい。
例えばバケモノに追われていたとして、何処かに逃げ込んで隠れている間に、バケモノの気配がなくなったら様子を伺うために外に出ないだろうか?
また、バケモノと思っていたものが落ち着いて見れば子犬が枯れ枝を体に纏わり付かせて走っていた姿だと知ったら近寄って行かないだろうか?
この様に考えてみると、相手が安全性を確かめるために接触してきて、冷静に自分を見てくれた結果、普段の良い面を見つけて安心したために寄って来てくれたという事が起こったのではないだろうかと私は考える。

「男性は性欲を、女性は会いたい感情をコントロールしないでそのまま相手に求めると相手から嫌われる」というニュアンスのものをTwitter(現X)で見かけた。
女性が会いたいと言う裏には単純に会いたい気持ち以外に会えない不安や相手から離れられる心配、どうにか距離を縮めたい焦りがあるのではないだろうか?
その不安や心配、焦りの感情を「会いたい」と言う言葉に乗せて発すると相手はどう受け取るだろうか?
負の感情を受け止めるのには精神的にエネルギーを削られる作業である。
頻繁にそれを繰り返されていると、逃げたり距離を取ったりしたいと思うものだ。

逆に精神的に余裕を持って接することができれば、自然な状態で相手側もこちらを観察することができるし、普段の良い面もきちんと見てもらえるだろう。
数多の恋愛関連の情報で、自分の趣味を楽しめだとか相手ばかりに依存するなというアドバイスは結局は精神的な余裕を持て、という話であるように思う。
自分は自分、相手は相手。
良いところも悪いところも含めて自分であり、相手である。
プライベートな時間や趣味など、それぞれの領域を侵害せずに尊重する。
そんな精神的な健やかさを持って穏やかに過ごすことが相手が近付いてくれるポイントと私は考える。

結局のところまず行うべきは

生活を振り返ってみて欲しい。

十分な睡眠時間を取って良質な睡眠ができているか?
栄養状態は良く、摂取カロリーに応じた運動はできているか?
ストレスを溜め込まず、適度な発散方法を行えているか?
仕事のワークバランスは適切か?
病気や未治療のままの心身の不具合を無視していないか?
飲酒や喫煙は過度になっていないか?

これらをいずれもクリアしている人はどれだけいるだろうか?
逆に、これらが全て整っているにも関わらず魅力を持たれない人がいれば是非話を聞かせて欲しい。

まずは心身の健康度を上げよう。
基本的なことだが、基本だからこそ難しいのは重々承知である。
しかし、改善するごとに健康度が増すのはもちろん、達成感や自己肯定感も持てるものだ。
やっておいて損はないことである。
どうか自分磨きの初手にまずは健康度の見直しから始めて頂きたい。

どうかこのノートが誰かの役に立ちますように。

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