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彼について

彼について考察したい
彼の特性に近しい人なら、今後の記事がより役に立つのではないかと考えている
心理学を齧った人間として、彼とはどの様な人間なのか洗い出してみたいと思う

彼の特性

交流分析TEGから見る彼の特性

まず交流分析とは、その人が周りの人と関わる時にどの自我の側面が活発に働くかを見るものです。
TEGでは自我は5つ(父親的な心、母親的な心、大人の心、自由な子ども、従順な子ども)に分け、どの部分にエネルギーが多く回されているかを見るものです。
TEGは質問紙形式で、本来なら検査を受ける人自身が質問に対して答えるものですが、今回は私から見た彼の側面を。

彼は現実主義で理論や効率を重視する側面が高く、人の気持ちよりもそれらを優先的に取り入れて判断する事が多いため、この点から大人の心が優位であると考えられる。
一方で、気ままで自分の気分に即しないものは無理強いされても決して従わず、頑固と称されたり、自分がこれだと思うものは即決して行動に移せる点で、自由な子ども優位で従順な子ども劣位と思われます。
共感力は低く、困り事は基本的に本人で解決するべきだとの姿勢が強いため、母親の心は劣位と考えられます。
父親の心はプライベート面ではあまり目立たないですが、仕事面ではリーダーシップを取る場面も多いようですので今回は保留です。
これからのことから大人の心と自由な子どもの心が優位、母親の心と従順な子どもの心が劣位の形を取るタイプに当てはまると思われます。
TEGはネット上で無料診断できるものもあるので、それを実施した上で、彼にタイプが似ている人ならより今後の記事が役に立つと思われます。

一致しない言動

彼は口ではとても正しいことを言います。
ストイックな考え方と言ってもいいです。
例えば、食事はタンパク質を中心にミネラルやビタミンも積極的に摂取して糖質は控えて間食をしない、だとか、飲み物は水だけで充分だから余計なものは要らない、だとか。
それを強要はしないが、自他に求める言葉を発する一方で、彼は甘いものが大好きでアイスやドーナツなどを一緒に食べる事がよくありますし、遊びに来た際に我が家の飲み物棚に並べられたコーヒーやココア、果物ジュースをウキウキと眺めては今日はこれを飲みたいと笑顔でねだってくるのです。
これはTEGで見た理論重視である一方で、自分の自由に振る舞いたい気持ちが大きいことにも関連しそうです。
この言動の乖離に、行動は彼そのものが現れていますが、言葉では自分が追い求める理想や本来ならこうあるべきだとの観念が強いと思われます。
つまり、どういう事かと言うと、今の自分を受け入れられない故に理想に固執して、それに従っている自分に焦点を当てることで安心している側面があるのではないかと。
端的に言うと自信のなさを隠していることが予想されます。

近しい人と深い関係を避ける

彼の恋愛遍歴を尋ねると、近しい人との間では友人以上に関係性を深めることはない様子です。
彼の話には面白おかしくオタク話をしに来る後輩の女性や泊まりで一緒にスノボーに行く女性友達グループ、自慰のネタや方法を明け透けに伝えてくる女性の同僚などが話題として出てきます。
どう考えても相手も彼に好意がないとその様な距離の近さや行動はしないのでは?と思うことも話を聞いていて思うのですが、彼は「女性として見れないし、相手もこちらを異性として見てない」と言い切ります。
逆に合コンや街での逆ナンでお互いに素情を知らない人なら「付き合って欲しい」と言われるとすんなり受け入れてしまいます。
彼曰く、自分は単純なので好きだと言われるとその人を好きになってしまうんだとか。
それなら何度も好意を伝えている私は一体何なのだと憤慨しますが、彼は友人関係が長続きし過ぎると今更関係性を変えられないと言います。
これらから考えると、彼の素をどれくらい知られているかが決め手になりそうですし、ここにも彼の自信のなさが表れている気がします。
どういうことかと言うと、長年彼と接して彼そのものを知っている人物には誤魔化しができません。しかし、知り合ったばかりだと一時的ですが、自分を相手の理想に近く振る舞えるし、本来の自分を隠せます。また、上手くいかなかった場合にも共通の知り合いが少なかったり、思い入れが少なかったりとしがらみが少ない分だけ別れが楽でしょう。
彼は「来るものは拒まず、去るものは追わない主義」だそうで、今までの恋愛も相手から言い寄られて、相手から離れていくばかりだった、と。
この付き合い方は彼自身は決断することが少ないし、手放される時の苦痛も少なかったと思われます。しかし、別れを告げられる度に自尊心は削られて「どうせ自分は恋愛に向かない」と合理化させてしまい、余計に人間関係を表面的なものにしてしまおうとする力が働くようになった気がします。

強さに固執する

彼は職業上、ある程度フィジカルやメンタルの強さも攻撃性や主張性の高さも要求されます。
一度、心臓の不調によって転職はしましたが、結局は同じ系統のものを選んでいます。
私としては、中学時代の控えめで寡黙な彼のイメージが強かったので、この就職の選択に驚きました。
その就職をした上で、彼はまだまだ強くなりたいと自分を追い込んで体を鍛えています。
同じ職業の方を街で見かけても彼くらいに体を作り込んでいると思われる人は少数に思います。
彼は人一倍体に気を使い、食事や睡眠、トレーニングに励んでいますが、一方で高校時代からの喫煙者です。
喫煙のきっかけは忘れたと言いますが、彼なりに何かしら理想があって始めたのだと思います。
おそらく、それも何らかの強さの象徴として彼が取り入れたのではないかと考えます。
彼には完全に無意識なのでしょうが、強さを自分に取り込もうと足掻いている様は往年の三島由紀夫を彷彿させます。
彼の心身ともに見られる強さへの欲求や頑なさは防衛の一つに思えて、この部分を取っ払わないと彼の懐に入り込むのは難しそうです。
結局はここも自分の弱さを見せたくない思いや、人に弱いと思われる怖さから来ていると思われます。

近づくと遠ざかるが待っていると来る

彼と一緒に居るとさながら猫と過ごしているように思います。
正直に言うと彼は構って欲しがりだし甘えたがりだと感じますが、こちらから構うとすぐに逃げ出します。
それはLINEや電話でのやりとりもそうですし、実際に会った際の接し方でもそうです。
これは推測に過ぎないですが、多分彼の基準として自分が万全の状態でないと接触して欲しくないと思っている気がします。
こちらからアクションをかけるタイミングは彼にはわからないため、対応する用意ができずに逃げたりそっけなくしか接することができないのだろうと想像します。
でも、これから先のノートで書こうと思っている事ですが、あるポイントを押さえて接していると彼はだんだんと距離を縮めて来ている感覚があります。
その例として、彼から来るLINEは起きれないかも知れないから朝起こして欲しいとか、本気で作った泥団子見て欲しいだとか、どことなく幼児退行しているものも中にはありますし、会った時にもこちらがぼんやりスマホを眺めたりしていると膝に頭を乗せてきたり、指で誘導してキスさせにきたりします。
この時は完全に彼がリラックスしている状態で、素で甘えにきています。
この素を引き出す前にこちらからアクションをかけると悪手になりやすいと最近やっと気づきました。

総合して言えること

他の方の恋愛テクニックノートを見ていても思う事ですが、彼に限らず正論を使ったり、理論武装したりして素の自分を出さずに居たいと思う男性は少なくないと思います。
彼の場合は、自信のなさを理論化した対応や理想論に自分を同調させる事でやり過ごし、そのために素の自分を出す機会をどんどん失っていて、人に対する臆病さを増し、それがより頑なさやとっつきにくさに繋がってしまっている気がします。
ここで彼の隠している弱さや不安を指摘してしまうと一気に関係は崩壊しますが、逆にその部分を出せる相手だと認識させることが関係性を深める上で重要になってくると思いますし、今はそれを重視して相手の心を温めている最中です。
必要以上に自分の強さや正しさを主張する相手の場合は、その裏に隠したい何かがあると思います。
それを北風と太陽さながら、無理矢理防衛を剥がすのではなく、温かく接して相手から脱いで素を出してくれる機会を増やすことを大切にすれば必ずあなたに応えてくれるはずです。
私はそう思ってこれから彼との関係で実践し、上手くいったと思えるものをノートに残していこうと思います。
どうか誰かの役に立つノートとなりますように。

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