フォローしませんか?
シェア
青山風游(あおやまふゆ)
2024年2月27日 09:37
高校受験の失敗に動揺する銀次郎を尻目にりんは「歌手になる。」と言って東京に出て行った。 銀次郎が大学時代のコネを頼りに事務所や仕事を世話をしても、トラブルばかり起こした。 16歳になるとアルバイトをすると言い出した。―あんな馬鹿がどこで働けるものか。 銀次郎は仕送りを増やした。都会の恐ろしさも、男の怖さもあいつは知らない。 りんが自分とつながる細い糸を切り、一人現実という世界を漂う姿