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紫川特別 回顧

・はじめに

2/18(土) 小倉11R紫川特別 芝1200mの回顧記事になります

・前半3F地点ポジション

いつものアレ。
ハナ候補はカシノフォワードだが、外枠で取りきるためにいつもより飛ばすのか、それとも諦めて内枠に譲るのかは微妙なところ。
タイセイブリリオとどちらが前に行くか。
このメンバー構成だとさほど速くはないので枠を利したラキエータ、ダテボレアス、サトノルーチェまでが好位を取りに押していく展開を考えたほうが良さそう。

そして前が渋滞しても通過タイム自体はさほど速くないので、追走組も余裕の団子状態。ルルルージュだけは狙いがここではないので放置。

予想記事から

大外のタイセイブリリオが行ききれず、逃げた形となったのはメイショウゲンセン。前半33.5というのは稍重の馬場とはいえメンバーレベルのの低さを物語る。


・上がり3Fポテンシャル

レベルBの多さ(笑)
こうなると経済コース、馬場の綺麗なところ、道中の負荷、進路といった要素ひとつでどの馬に展開が向くかは神のみぞ知る所か。
レベルA組は枠も真ん中付近なので、どの馬の後ろから行って最後に進路を確保するか、というレースになる。鞍上によっては早めに外に出してしまうのも居そうなのでそこは注意。

リプレイからもわかるように、この土日の小倉のゴール前は外ラチ付近まで広がる惨劇が繰り返されるもの。
想定もなにもない。進路が変わればそれだけ距離やコーナーでの処理が変わるのだから、コーナー出口でのポジション予測をしっかり精査しておくべきか。
ただ先頭でコーナーを回った馬が外ラチを目指すケースはゼロ。差し馬の外を回る行為は騎手の「こうであろう」という思い込みによるものが大きく反映されていると思う。
逃げ・先行が直線で大きく失速するのはどんな馬場でも当たり前なのだから、外が伸びるように見えたとしてもそれは相対的なものでしかない。
逃げたメイショウゲンセンの上がりは34.9
外を差してきたメイショウグラニーの上がりは34.6
今後のデータとして処理するときに、通ったルートまで考慮して補正値を作成しなければならないと考えるだけでイライラしてくる。

・予測走破タイム


ハンデ戦でもないのにこの固まり具合。
しかも予測走破タイムが遅い。
先週の馬場補正と斤量比のせいと判断したが、さて。
(走破データをシステムに入力して出てきた予測値なので私個人の推察は反映されていない状態)
うーん、カシノフォワードですら2番手グループとは。過去の小倉での持ちタイムがシステムで反映されるとこうなってしまうのが原因か。その分メンバーの中では「馬券にはならないけど小倉巧者」と見ることも出来るが、カシノフォワードねぇ、あんまり強くねえんだよな。

勝ちタイム68.4は稍重と荒れた馬場のせいか想定よりも遅い。
負荷が掛かったときの68秒を開幕馬場に換算したときどのくらいの走破能力になるのか、なかなか難しい判定。クッション値の比較より大きく減速してるのが現状。

・斤量比

ハンデ戦ではないのだが、牝馬の割合と馬体重が軽い部類の馬が多いのがこのレース。
確実に斤量増加で影響を受ける馬が居る。
気が向いたらTwitterでぼやきます。

軽い馬で斤量比が12%-13%の馬でもバラバラの結果に。爪の形や胸前の造りは数値化しても今の自分のやり方とは相容れないので今後もパス。

・対戦マトリクスから見る混戦度合い

ラグビーチームの強さを測ることから発展した「レイティング」という統計指標。これの欠点は「インフレが起きやすい」という点。
なのでレイティングベクトルの距離が大きなものが入ってくると微妙。
詳しくは専門書を読み込んで見ると良いと思います。スポーツに興味のある人には面白いはず。

取りあえずの好評価は
メイショウハボタン
次点
ラキエータ
ベンガン


・タイムレンジの比較による勝敗予測


勝率は各馬非常に近い値を算出。使えない数値。




・結論(追記あり)

差し展開と判断。
最有力
メイショウハボタン→5人気6着
有力
アルムファーツリー→6人気15着
メイショウゲンセン→10人気1着
ダテボレアス→7人気17着
追記 サトノルーチェ→9人気9着

まずメイショウハボタンは総合的に力上位。南井厩舎も綺麗に最後を飾りたいのか調教もしっかり積んでいる。
終いの脚がしっかり計算できるタイプなので、あとは前との距離感、そしてどの辺のルートを通ってくるかという所。
アルムファーツリーも終い堅実、尚且つ鞍上がこのメンバーでは差しが分かってるうちの一人。ただ宇治田原優駿Sと川村厩舎の組み合わせというのはお金にならないレベルなので、そういうのが気になる人は辞めてよい。
ダテボレアスは実力に見合った評価がされていないのでチョイス。西園厩舎とチャンピオンヒルズの組み合わせは逆にお金になる組み合わせ。
追記
サトノルーチェの前後半のバランスを見て買えることに気がついた。しかもさほど人気していない。
ということでこの一頭も追加。

まさかの前なら
ラキエータ、サトノルーチェ、タイセイブリリオあたりか。
先々週→先週へのレース映像を見るかぎりでは差しで良いと思うのだけれどね。
ラキエータはなんというか、NFしがらき音無厩舎、鞍上北村友一という何年か前ならダントツの一番人気だったはず。でも北村のせいか一番人気になっても微妙なオッズに。ただ馬格が無さすぎてアタマでは買いたくない一頭でもある。
似たような初速の馬と競り合って根性を見せる馬ではない。4着が続いてるのはそういうこと。
メイショウグラニーは前走1勝クラスをここ小倉で勝ち上がっての人気に。馬場が遅くなった小倉での1勝クラス勝ちというのはかなり条件を選ぶタイプ。連勝は難しいとみる。

予測値基準で馬をチョイスするよりはポジションと脚質の組み合わせが開催後半かつ良馬場以外の小倉では重視すべきとの教訓を得た。

・個人的な買い目

07メイショウハボタン単勝
馬連07-01.08.10
追加馬連05-07

→ハズレ

今回は良いとこなし!

システムの修正ポイントは開催後半や、荒れた馬場での数値的な補正といったところ。
過去データの入力の際に馬場を確認するか、あらかじめ毎週の馬場状態をデータベース化しておくか、ちょっと考える必要がありそう。


©️ぺぬ

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